卵から産まれた生き物

玉木正己は下着メーカーでMD（マーチャンダイザー）として働いていました。「玉木さんと話すの未だに緊張するよ～」「顔が綺麗な分、余計迫力あるよね…」笑顔を見せない正己は女性社員達にとって近寄り難い存在でした。そのことに正己自身も悩んでいました。

自宅に帰った正己はベランダが光っていることに気づきます。正己がベランダに行くと、そこには奇妙な模様をした卵がありました。正己が卵を不思議に思っていると、突然卵にヒビが入ります。「ぱふっ」卵から出てきたのは、悪魔のような羽と角が生えた人型の小さな生き物でした。

可愛い生き物のママになる

「かっわいい…」正己は産まれてきた生き物に心を奪われてしまいました。「可愛いなんてもんじゃない、可愛すぎる…」生き物は喋ることが出来て、正己の言葉を真似します。「もしや可愛いの天才か？」「てんさか！」正己はこの可愛い生き物を警察に届けるべきか考えました。

「僕は正己…玉木正己だ。まーさーみ」正己が自分の名前を教えると、可愛い生き物は「まんま！」と言って正己の指を掴みます。「僕がママだ…」あまりの可愛さに膝から崩れ落ちた正己は、この可愛い生き物のママになることを心に決めました。

タマに出会えたおかげで…

正己は可愛い生き物を「タマ」と名付けて育てることにしました。正己は元々、可愛い物が大好きでした。今の会社に入社したのも、下着のデザインが可愛くて好きだったからです。「それを皆の前でも言えたらいいのに…」正己がタマに悩みを打ち明けると、タマは「ママげんき、タマげんき」と励ましてくれました。

「玉木さん最近何かいいことでもあったんですか？」正己は同僚の女性社員に前より表情が穏やかになったと言われます。「猫…を飼い始めて…すごく可愛いんです。そのお陰かもしれないな…」と正己は笑顔で答えました。正己の笑顔にドキッとした女性社員達は、「あーん玉木さん…ゲイじゃなければなぁ」と思うのでした。

突然成長したタマ

タマが来てから1ヶ月が立ち、正己はタマのおかげで会社の人達と少しずつ仲良くなっていました。正己は一緒にお風呂に入っていたタマにそのことを話します。「ママよかったねぇ、ママうれしい？ママはしあわせなのぉ？」「ママは幸せだよ…。タマに出会えたことが何よりの幸せだ…」正己は正直な気持ちをタマに打ち明けます。

「タマもママにあえてしあわせ！」「タマァ！」2人が抱き合おうとすると、突然タマが煙に包まれました。すると、小さかったタマは大きく成長していたのです。

ママのこと知ってるよ？

「ママー！」「誰がママだ」正己は目の前の男がタマだと信じられません。「俺は貴様を知らない！ママと呼ぶな！」と正己が怒ると、タマはいきなり正己の乳首を吸い始めます。「何…これ…気持ちいい…っ」正己は感じてしまいました。「俺ずっと…ママのおっぱい吸いたかった…」「俺のタマはそんなこと言わないっ」正己は頑なに否定します。

「俺ちゃんとママのこと知ってるよ？」正己が昔付き合っていた人に可愛いもの好きを否定されてから、人前で笑えなくなったことをタマは話します。それは正己が前にタマに話した内容でした。

正己は元カレに髪型、服装、話し方から仕草まで強制されていました。しかし、自分色に正己を染め上げた元カレは、あっさり正己を捨てて別の女と結婚してしまいます。

会社の下着を着けて男に抱かれたい

「ママは会社の下着つけて、男に抱かれてみたいってのも俺は全部知ってる」気が付くと正己は会社の下着を身にまとっていました。そして、タマは大きくなったアソコを正己に向けるのでした…。