【公式】『媚びずに欲しがる君が好き。』周りに媚びることで自分から全てを奪った後輩に勝つための物語

2021/7/20更新

今回は、コミックフェスタで配信中の女性コミック『媚びずに欲しがる君が好き。』をご紹介します。著者は一軸先生です。

主人公でOLの柴咲は気になる男性社員・桂月と飲みに行くため定時で上がろうとします。しかし後輩のOL・浅黄のミスをフォローするために、飲みには行けなくなることに…。さらに、新規プロジェクトのメンバーとして桂月と共に働きたいと願うも自分は選ばれず、それどころか能力が劣り、愛嬌を振りまくだけの浅黄が選ばれたことに大きな不満を持ってしまいます。

そんな柴咲の様子を見た元上司・緑川は彼女に「何を望むのか?」を問いかけ、柴咲の進むべき道を指し示すのでした。

それでは、あらすじとともに作品をご紹介していきます。

紹介作品

媚びずに欲しがる君が好き。
一軸
「あのクソ女に…勝ちたい!」可愛げのない不器用OLは、素敵な恋愛と、やりたい仕事、どちらも手に入れることができるのか!?

柴咲は桂月と飲みに行く約束をするも、行けないことに

主人公でOLの柴咲は上司から残業時間について注意を受けるも、成果を出していることを理由にあまり素直に聞き入れないでいました。この日は気になる男性社員・桂月と飲みに行く約束があるので、上司の言う通り残業はせずに定時で上がることに。

しかし、柴咲が帰り支度をしている途中、後輩のOL・浅黄が仕事でミスを犯したことが発覚します。柴咲は彼女に以前も同じことがあったことを指摘するものの、浅黄は涙を流して被害者ぶることで周囲からの同情を得て、柴咲を悪者扱いするのでした。

結局、彼女の尻拭いをするために柴咲は桂月と飲みに行くことができず、夜遅くまで残業することに…。予想外の不幸に見舞われますが、柴咲にはまだまだトラブルが続きます。

柴咲は桂月と同じプロジェクトのメンバーに選ばれない

翌朝、柴咲は浅黄と桂月に出会ってあいさつを交わすも、2人のやり取りがどこかぎこちないことに気づきます。柴咲は昨日、桂月と何があったのか彼女に訊ねると、どうやら偶然2人で飲みに行ったようです。また、彼らの服装が昨日と同じであることから、その後何があったのかも悟ってしまいました。

そのショックからか、柴咲は仕事にのめり込むことに。仕事では絶対に負けないという自負から桂月と同じ新規プロジェクトのメンバーに選ばれることを確信していましたが、選ばれたのは、自分ではなく浅黄でした。そのことに納得のいかない柴咲は上司になぜ選ばれなかったのか問いただすも、その理由は浅黄の方が素直だから、というもの。

浅黄から気になる異性を奪われただけでなく、仕事でも負けてしまうという事実を突きつけられた柴咲は茫然自失となりますが、そこへ元上司・緑川から飲みに誘われます。

柴咲は緑川の教えを得るためゲーセンに向かう

緑川に連れられて居酒屋に入った柴咲は、酒の勢いも相まって彼に仕事の愚痴をぶつけます。緑川から一旦落ち着くように言われた柴咲は冷静さを取り戻し、そこで「なぜ浅黄に勝てないのか?」という疑問を突きつけられました。その答えは非常にシンプルなもので、「可愛げがないから」というもの…。

それを聞いた柴咲は緑川に、自分も媚びればいいのかと問い詰めますが、彼はそれを否定したうえで、彼女に何かやりたいことはないのか訊ねます。柴咲は「大きい企画に携わりたい」と答えますが、あまりに漠然とした内容に、つまらない、と一言で切り伏せられてしまいました。

緑川が何を言いたいのか分からない柴咲は、場所を変えて彼の教えを受けることにしますが、その行き先はゲーセン!ハリネズミのぬいぐるみが気になる柴咲は、緑川から取ってみるよう言われるのでした。

柴咲は媚びることと頼ることの違いを緑川から教わる

柴咲は緑川に言われるがままにハリネズミのぬいぐるみを取ろうとしますが、思うように上手くいきません。気づけば2000円もの大金をつぎ込んでおり、それでもまったく取れずにいました。

その様子を見た緑川も同じぬいぐるみを狙いますが、柴咲は難しいと注意します。しかし、彼は近くにいた店員さんに声をかけてぬいぐるみを移動してもらうことで、いとも簡単に取ってしまいました。

柴咲は彼が取ったぬいぐるみを受け取りながら、緑川から欲しいものがあれば人を頼ること、そして媚びるのと頼るのは違う、ということを教わります。そのことを柴咲は理解したうえで、ゲーセンからの帰り道、「柴咲は今何が欲しいのか?」を緑川から訊ねられました。

柴咲の望みは浅黄に勝つこと!

柴咲は緑川の質問に対し、最初は仕事で認められたい、とだけ答えます。彼女の答えを聞いた緑川は本当にそれだけか確認しますが、柴咲は沈黙を貫きました。その様子を見た彼は、このままだと将来、浅黄が上司になる、と口にします。

その言葉をきっかけに、柴咲は自分の内に秘めた望みを交差点のど真ん中で叫びました!恋愛でも、仕事でも、浅黄に勝つ!それが今の彼女の素直な気持ちです。

自分の望みを口にした柴咲は緑川に褒められ、それと同時に「可愛い」と言われたことに戸惑うのでした。

今回ご紹介するのは、ここまでです。
媚びない主人公・柴咲が、媚びまくるライバル・浅黄にどのようにして勝つのでしょうか?また、柴咲の恋愛事情にも注目したいところ。憧れの桂月を選ぶのか、はたまた元上司の緑川を選ぶのか、難しい問題ですね。
作品の続きが気になる方は、コミックフェスタで好評配信中の『媚びずに欲しがる君が好き。』を是非チェックしてみてください!

紹介作品

媚びずに欲しがる君が好き。
一軸
「あのクソ女に…勝ちたい!」可愛げのない不器用OLは、素敵な恋愛と、やりたい仕事、どちらも手に入れることができるのか!?
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