【公式】『高嶺の花ふたり、学園主従カンケイ』生徒たちの象徴たる「王様」となるのは…!?
2021/7/27更新
今回はコミックフェスタで配信中の少女コミック、『高嶺の花ふたり、学園主従カンケイ』をご紹介します。著者は癸ひな先生です。
学園中から高嶺の花として注目を浴びる八乙女花織(やおとめ かおり)は、自己評価と他人からの評価が一致しないことに悩んでいました。他の生徒から距離を置かれるなか、花織と普通に接してくれるのは、同じく高嶺の花として扱われる転校生の北条昴(ほうじょう すばる)だけです。
その高嶺の花である2人の関係が、学園の象徴を決める「次期王選考会」を通じて変わろうとしていたのでした…。
それでは、あらすじとともに作品をご紹介していきます。
紹介作品
- 高嶺の花ふたり、学園主従カンケイ
- 「お仕えします、女王様」手の甲への口づけは従僕の証。誰もが羨む高嶺の花2人による、学園主従ラブストーリーが今、開幕!
高嶺の花の本心は…
(挨拶は相手の目を見てしっかりと!)花織が「おはようございます」と2人の女子生徒に挨拶すると、2人は花織の笑顔の眩しさに立ち眩みを起こしてしまいました。その様子を見に他の生徒が集まり、人だかりができてしまいます。花織は何事もなかったかのように振舞いますが、内心ではものすごく動揺していました。
花織は祖母から家訓をいくつも叩き込まれて育ち、その教えの通りに生きていました。その結果、先々で崇められるようになり、高嶺の花と勘違いされるようになってしまいます。花織は自己評価と他人からの評価が一致しないことに悩んでいました。
唯一普通に話せる相手
高校1年生の3学期に転校してきた北条昴も学園内で一目置かれる存在でした。昴はただの面倒くさがりですが、普段は物静かで1人でいることが多いので、孤高の貴人のような扱いを受けていました。花織は昴の転校初日、昴に学校案内をしたのがきっかけで彼と知り合いになります。
花織はそのとき、段差につまずいてしまい派手に転んでしまいました。それを見た昴に「だっせぇ」と笑われてしまいます。「フィルターのかからない人がこんなにも新鮮だなんて…!!」花織は他の人とは違う反応に衝撃を受けました。それ以来、昴は花織にとって唯一普通に話せる相手になります。
次期王候補
花織の通う学校には、学校公認の役職として生徒の中に「王様」がいます。「王様」は生徒会よりも権限が上で、生徒たちの象徴のような存在でした。次の「王様」を決める選考会が近づく中、花織は次期王候補と言われ始めていました。
そのことを昴に聞かれて、花織は「いくらなんでもないでしょ。私まだ1年だし、みんながそう言ってるのも不思議なくらいで…」と答えます。すると、昴は「…そうか」と言って、花織の頭を撫でました。
普段は他人とろくにかかわらず、目立つのが嫌いな昴のとった行動に、花織は驚きます。ですが、花織は「…いやじゃないけど…」と思いました。
現女王からの推薦
このまま評判と中身が釣り合わないまま過ごすのは嫌だと花織が考えていたとき、花織は現在の「王」である朝比奈麗(あさひな うらら)を初めて間近に見ます。花織が思わず礼をすると、麗は微笑みました。(花が舞い降りたみたい…)麗の姿に花織はドキッとしてしまいます。麗は隣にいた「小姓(ペイジ)」の三杉に何かを話し、その場から立ち去りました。
王は生徒から1人、信頼する「小姓」を選び、常に傍に控えさせる伝統があります。小姓の三杉は花織に近づき、「わが王は貴方を次期王候補に推挙すると申しております。どうぞ選考会にお出になってください」と告げました。
選考会を前に怖気づいていると…
「うそでしょ、なんで女王様が私を。だって、私ははりぼてだって」それからあれよあれよと話は進み、ついに選考会の日になってしまいました。(こわい…)花織は、このままずっと勘違いされて祭り上げられたらどうしようと思います。
花織が怖気づいていると、そこに昴がやって来ました。「おまえ、今の自分の顔色見たほうがいい。そんなんで選考会出ても笑われるだけだ」と昴は忠告します。「…それも皆の夢がさめていいかも」花織は少しヤケになっていました。
決意
「残念だな。もし間違って女王になっちゃったら、北条くんにペイジやってもらったのに」「…嫌だ」花織はいきなり昴にキスをされてしまいました。花織は昴に同情されていると感じ、それがめちゃくちゃ悔しいと思います。
「私ははりぼてだけど、笑われるつもりなんてない」花織は目の輝きを取り戻しました。「決めた、結果なんてどうでもいいや。どう思われてもいいから、私はまっすぐ立ってくる!」と決意を新たにして、花織は選考会へと向かうのでした…。
今回ご紹介するのは、ここまでです。
高嶺の花と勘違いされ続ける花織と、ただの面倒くさがりだけど孤高の貴人として扱われる昴。お互いがお互いのことを知っていて、遠慮のない雰囲気がとても良かったです。花織が怖気づいているときに、駆けつけてくれる昴にキュンとしてしまいます。
花織は次の王になれるのでしょうか!?続きが気になる方は、コミックフェスタで配信中の『高嶺の花ふたり、学園主従カンケイ』を是非チェックしてみてください!
紹介作品
- 高嶺の花ふたり、学園主従カンケイ
- 「お仕えします、女王様」手の甲への口づけは従僕の証。誰もが羨む高嶺の花2人による、学園主従ラブストーリーが今、開幕!