魔法少女まりあ

「おはようございます、まりあお嬢様」「ごきげんよう、セバスチャン」魔法少女のまりあは、魔法少女の本拠地である屋敷に住んでいます。自由奔放なまりあは、身の回りの世話を執事のセバスに任せていました。

セバスから今日の催し物がヨガと聞いて、まりあはテンションが上がります。「さっちゃーん！今日のレクエ、ヨガだって！」まりあは同じ魔法少女である幸子に声を掛けますが、邪険に扱われてしまいました。

魔法少女の敵・魔人

「それにしても…ここにいるみんな…ずっとうろうろしているなぁ」まりあは他の魔法少女たちが廊下でうろうろしているのを不思議に思います。その中の1人がセバスにぶつかると、少女はセバスに怯えて逃げてしまいました。

「セバスってもし嫌われ系？元気出せよ」「アハハ！お嬢様には負けますよ」まりあがセバスをからかうと、セバスは自分に関する噂が広がっていると事情を説明します。

まりあはセバスの噂が気になり、他の魔法少女にセバスのことを聞いてみました。そこでまりあは、魔法少女の敵である魔人が屋敷に現れて、かわいい子ばかり狙っているという噂を耳にします。

セバスの裏の顔

「新顔発見！」まりあは新しい魔法少女のフミンに話しかけます。喋ることができないフミンは、筆談を始めました。フミンはノートに大きな矢印を書いて、それをセバスの方へ向けます。それから、フミンは「あいつに犯された」と書き、まりあに助けを求めました。

「このとても優しいセバスが…？信じられない…」その夜、まりあはセバスが持ってきた溢れる魔力を抑制する薬を飲みませんでした。その薬を飲むと、魔力だけでなく考える力も抑えられてしまうからです。「ぬぐわ～難しい…ッ、でもでも考えないと～！」まりあは歯ぎしりを立て、大声を上げました。

仲間の力を借りて

「うるせぇ！！」隣の部屋にいた幸子が怒って、壁を叩いてきました。まりあは幸子にセバスのことを相談してみます。「いやーセバス、あいつはやってるね。ユーメーじゃん、あれがロリコンだって」幸子の話を聞いて、まりあはセバスが噂の魔人ではないかと疑いました。

「セバスが魔人になったのだとしたら…もう倒すしかないよ」まりあは魔法少女の役目を果たす決意をします。幸子も協力を申し出て、セバスでないと開けられないまりあの部屋の扉を開けてくれました。まりあに扉の開け方を聞かれた幸子は、「お前ほど重症じゃないんだよ私は…」と意味深な言葉を残します。

セバスを現行逮捕

2人はヤミンの部屋へ行き、セバスを現行犯逮捕することを伝えます。「ヤミ～ンお待たせしてしまったねぇ…」そこにセバスがやって来ました。「好きだーっ！今日は朝までがんばっちゃお…！！」セバスはヤミンが布団をかぶっていると思い、布団を引っ剥がします。しかし、そこにいたのはまりあでした。

「ま…まりあお嬢様…な…なぜ…」まりあは動揺するセバスに本当のことを言って欲しいと迫ります。するとセバスは、「ぶっ壊れた女なら、なにしてもいいと思ったんだけどなぁ」と本性を現し、魔人へと姿を変えました。

魔法少女が魔人を成敗！

まりあは隠し持っていた紐を取り出して、「ミラクルマジックリッボーン！」と必殺技を繰り出しセバスを倒します。その様子を見ていた幸子はひきながら、「うわっ…マジかよ。やっぱ本物だわ…」と呟くのでした…。