目覚めたら乙女ゲームの主人公に！？

エッチを断り続けて彼氏と別れた主人公は、同僚からR18禁乙女ゲームを勧められます。主人公はトキメキを思い出すためにゲームをプレイしますが、攻略対象の王子が元彼に似ていて、いまいち乗れません。王子との初夜イベントまでゲームを進めたところで、主人公は眠りに落ちます。

目覚めると、主人公は乙女ゲームのキャラクター・ノアになっていました。「えっ、やだ、どうしよう。こんな美女を動かせるなんて…！」主人公は寝る前にゲームをしていたから、ゲームの夢を見ていると思います。

元彼似の王子には欲情しない

「そんなに顔を気にしなくても、十分可愛いって言ってるだろ？」ノアのもとに、元彼に似ている王子・トレインがやって来ます。（もしかしてコレって、さっきまでプレイしてたエッチ直前のシーンなの！？）トレインはノアにキスをしようとしました。

「ごめんなさい！！」ノアはトレインのキスを拒否してしまいます。トレインは「大丈夫。一度すればほぐれるさ」と笑顔で迫りますが、ノアは「元彼似の顔だとまったく欲情しないんですー！！」とトレインを突き飛ばしてしまいました。

謎の男に攫われてしまい…

「さっきまでいいムードだったのに、いきなりムチャクチャな女だな」そこにローブを被った謎の男・アークが突然現れます。「俺は…お前を攫いに来た男」アークはノアを連れ去ろうとしました。

（こんなキャラ、ゲームにいたっけ！？）ノアはアークの素顔を見ますが、ノアの見覚えのないキャラクターでした。「悪いな。聖女はもらっていくぞ」アークはノアを抱きかかえたままベランダから飛び降り、城から抜け出しました。

18禁乙女ゲームの世界

ノアはアークの根城に連れて行かれてしまいました。「これはもしや、今流行りのっ、『乙女ゲーム転生』しちゃったのでは…？」ノアは感覚がしっかりあることから、ただの夢ではないのではと思い始めます。

ノアが主人公の乙女ゲーム『エターナル・セイント』は、魔王が復活したファンタジーの世界を舞台としたゲームです。その世界で魔王を封印する力を持つ「聖女（ノア）」が、4人の男性と『聖女の加護』という名の夜伽を繰り返します。そして、真実の愛に気づき、魔王封印の力を覚醒させるというお話です。

ゲームの中でアークは攻略対象の4人には入っていませんでした。しかし、イベントだけのキャラにしては見た目が良すぎるとノアは思います。

聖女を攫う理由

「今回の聖女は随分と頭が弱いと見える」アークは、自分のような怪しい男を逃げもせずに待っていたノアは呑気だと話します。「こっ、このゲームじゃメインキャラ以外に何かされることはないので！！」とノアは見当違いな反論をしました。

「何を言っているのかわからないが、この世で聖女を攫う理由なんてひとつだろう？」アークはノアをベッドに押し倒します。「『聖女の加護』をいただくんだよ」そう言って、アークはノアにキスをしました。

久しぶりのエッチで感じちゃう…！

ノアは久しぶりのキスで混乱してしまいます。その様子を見ていたアークは「もしやお前、加護を受けること自体初めてか？」と聞いてきました。「私あんまり性欲も湧かないし、そんなに行為も好きになれなくて…」ノアはエッチが苦手なことを正直に答えます。

「それは相手が悪かっただけだろう。性欲なら俺が引き出してやるから安心しろ」アークはお酒を口に含み、ノアにまたキスをしました。そして、アークに敏感なところを舌で愛撫をされて、ノアは感じ始めてしまうのでした…。