女癖の悪さがわざわいして…

「涼くん、彼女いるのに遊んでていいの？」「俺の彼女ってキミもでしょ？」涼は夜の街で女の子達と遊んでいました。

「涼くん！なんで…なんでなの…後輩と飲み行くって言うから、お金渡したんだよ、なんで！」そこに涼の彼女が現れます。涼は彼女に嘘をついて遊んでいたのです。「信じてたのに…」ショックを受ける彼女に、涼は「信じてないから、後つけてきたんじゃねぇの？どうせお前も俺を捨てるさ」と吐き捨てるように言います。

涼が彼女を置いてその場から立ち去ろうとすると、逆上した彼女に包丁で刺されてしまいました。（ウソだろ…！？）涼は血を流し、そのまま倒れてしまいます。（ははっ…俺の人生クソだったな…）涼は自分の人生を嘆き、その生涯の幕を閉じるのでした。

孫悟空に転生！？

「…かみさま…？」涼が目覚めると、目の前には三蔵法師を名乗る男が立っていました。「私と一緒に天竺まで旅をする気はないか？」と三蔵に誘われますが、涼は混乱して事態を把握できません。

三蔵は涼に、「お前は妖怪、孫悟空に転生したのだ」と告げます。「ちょっとまて、これドッキリか？『西遊記』だろ、これ！？」と半信半疑だった涼に、三蔵は自分の力を披露しました。

天竺を目指す旅へ

「どうだ、私と旅をする気にはなったか？」三蔵は悟空に迫りますが、悟空は首を縦には振りません。すると三蔵は、一緒に来ないと500年間この場からは離れることはできないと言い、「天竺まで供をすれば現世で犯した罪が許され、お釈迦様が願いを叶えてくださる」と話しました。

悟空は自分の身体を縛っている鎖を外せないと悟り、天竺への旅について行くと決めます。そのとき、悟空は元の世界に戻って女をたくさん抱くという野望を抱きました。「俺は俺のやりたいようにやらせてもらうぜ」「まったく…生意気なお猿さんだ」こうして、悟空と三蔵の天竺への旅が始まりました。

西遊記の世界にハンバーガー？

悟空が訪れた街にはハンバーガーショップがあり、悟空の想像していた西遊記の世界とはだいぶ違いました。この世界では、悟空と同じように罪を犯して死んだ人間が妖怪として転生し、人に危害を加える者もいれば、異世界の知識を与えてくれる者もいたのです。そのため、この世界には現世の店が立ち並んでいました。

また、妖怪の能力は人間だったときの罪の重さや根源的な欲望、とくに性欲によって決まります。「罪と性欲か…どっちも自信あるな」その話を聞いた悟空は、現世での自分の行いを思い返しました。

三蔵法師は妙に色っぽい

「そうだ、今のうちに武器を渡しておこう」三蔵は悟空に手の平サイズの如意棒を渡しました。悟空は「伸びろニョイボウ！！！」と唱えますが、如意棒はまったく反応しません。「これほどセンスないとは」三蔵はため息をつきますが、悟空に護衛のために如意棒を持つよう命じます。

妖怪達にとって、三蔵のような法師は抱いても、食べても絶品だったので、命も体も狙われることが多々ありました。「抱いてもって、アンタ男だろ？」「私は仏に使える者、男女の別はない」悟空は三蔵に妙な色っぽさを感じます。

アソコに輪っかが！？

三蔵は、街の住人から人に悪さをする妖怪がいるから助けて欲しいと相談されました。「わかりました。私達にお任せください」「私達って…俺ケンカよわいぜ」三蔵は悟空に考えがあると話します。

その後、悟空は三蔵と宿に泊まることになりました。そこで悟空は三蔵の裸を見て、ムラムラが止まらなくなってしまいます。「あんた絶品なんだよな？俺にも試させろよ」我慢できなくなった悟空は三蔵を押し倒してしまいました。

「悪い子だ」三蔵は笑みを浮かべると、悟空の頭とアソコに輪っかをつけてしまいます。「お前のようなサルには躾が必要だ」あっという間に攻守は逆転して、悟空は三蔵に押し倒されてしまうのでした…。