イカセルカメラの噂

カリスマ写真家の澤田剛は、女性の魅力を引き出しすぎてしまい常に物議を醸してきました。彼が撮影をすると清楚系アイドルすら乱れて、股を開いてしまったのです。澤田の持つカメラは『イカセルカメラ』と噂が立ち、澤田はカメラと共に姿を消してしまいました。

「このあと…めっちゃセックスしたんだろうなぁ」「んなわけねぇだろ、ただの撮影だよ」亮太は友人とともに、澤田の撮影した写真を眺めていました。亮太は友人が話す『イカセルカメラ』の噂を一蹴しますが、（実際…そう思わせるくらい写真がすごいんだよな…）澤田の写真に妙な生々しさを感じていたのでした。

カメラを向けた相手はモデル！？

「でもさ～、亮太もそれ買っちゃってんじゃん。そーとームッツリだよね～」亮太は写真家として澤田を尊敬していたので、澤田と同じモデルのカメラを使用していました。
「お前と一緒にすんなし！いいカメラはいい写真撮る為にあるんだよ！ほら！例えばああいう女とか…」亮太はそう言って、道を歩いていた女性にカメラのレンズを向けます。

（あ…あれは…橋本麻衣…！）亮太がカメラを向けた相手は、モデルの橋本麻衣でした。（やべ！）麻衣はカメラに気づき、亮太に向かって歩いてきました。

写真を撮らせてあげる

「すみません！盗撮してたわけじゃ…！」亮太が弁明しようとすると、麻衣は「…あんた写真上手いの？ちょっとインサタ見せなさいよ」と突っかかってきました。
亮太がSNSに上げた写真を見せると、麻衣は「結構綺麗じゃん。添えてるポエムはかなり痛いけど」と亮太の写真を評価します。

「今日暇？あ、暇か。こんなところで女の子を盗撮してるくらいだし？」麻衣は、そんなに写真を撮りたいなら存分に撮らせてあげると話します。
「ついてきて」麻衣は亮太に有無を言わせません。亮太は（最悪だ…まさかあの女に目を付けられるなんて…！）と思います。

撮影をする理由は…

「…って！ここってラブホ…！」「はあ？そんなわけないでしょ、撮影用のレンタルスペース！」亮太は大きなベッドの置かれたスタジオを見て、驚いてしまいます。
「でも、なんでいきなり撮影なんて…」「仕事用のポートレートに必要なの」麻衣は、事務所の社長にもっと色気のある写真を用意しないと売れないと言われていたのです。

「カメラマンもつけてくれないくせに…」亮太は、麻衣は高校生のときにモデルをしていた時から、よくマネージャーと揉めていたという噂は本当だったのだと思います。麻衣は亮太のことを全く覚えていませんでしたが、亮太は麻衣と高校の同級生だったのです。

（あいつは人を道具としか思っていない）亮太は、数多くの男子生徒が麻衣に魅了されるも、軽くあしらわれてボロボロになっていったのを目にしていました。

写真撮影開始！

（でも…もしこのカメラで撮ったら…こいつも乱れたりして…）亮太が麻衣のエッチな姿を妄想していると、「ちょっと聞いているの？」着替えを終えた麻衣に声をかけられます。

「じゃあ、立ち絵からね」「はい…」亮太は麻衣の写真撮影を始めました。「おお～今のポーズ綺麗だった～。その表情も可愛いね～！」麻衣にもっと気持ちを乗せてもらおうと思い、亮太は麻衣を褒めます。

「例えば…こ、恋人といるみたいにとか…！誘う感じに大人っぽく演出できたら…」「は？気持ち悪…」亮太は乗り気ではありませんでしたが、せっかくならいいものにしたいと考えていました。亮太は麻衣を撮りながら、性格は最悪だけど被写体としては最高だと思います。

撮られていたらヘンな気持ちに…

「どうかしました？」「…別に、いいから早く撮って」撮影が進んでいくと、麻衣の息は徐々に荒くなっていきます。（なんだろう…ゾクゾクする感じ…緊張してるのかしら…）麻衣は立っていられなくなり、ベッドの上に座ってしまいました。麻衣は座っているところを写真で撮られると、ビクビクと身体を震わせてしまいます。

「私…本当にそんなに可愛いの？もっと…気持ち乗せて、ちゃんといい写真…撮ってよね…」亮太は麻衣の態度が急に変わったので不思議に思います。
「そ、それなら…恋人みたいに誘う感じにする…とか…」と亮太が提案すると、麻衣は服を脱ぎ始めてしまうのでした…。