母の葬儀が終わった夜、私は母の恋人と関係を持った――。母が亡くなったという知らせを受け、13年ぶりに帰郷した千草（ちぐさ）。すると、実家には「母の恋人」だったという男性が住んでいた！ 最愛の人を失い悲しみに暮れる彼に、千草は戸惑いつつも手を伸ばしてしまい…!? いろんな「愛」が交錯する不思議なふたり暮らし！

＜第2話　薄情者＞母の葬儀が終わった夜に、母の恋人だったという男と喪失感を埋めるように関係を持った千草。それから1週間、仕事を再開するという彼に付いていくことに。彼の仕事はカメラマンで、撮影するのは母の知人。その人から、千草は母の話を聞いて…!? いろんな「愛」が交錯する不思議なふたり暮らし！

＜第3話　母の故郷＞亡くなった母親の戸籍を集めるため、千草は母の故郷を訪れる。そこで母の先祖のお墓参りをしていると、母の幼なじみの女性に出会う。彼女から、母親が「娘のことを愛していた」という話を聞いた千草。ずっと母親に愛されていないと思っていたので混乱してしまい、母の恋人だった男に八つ当たりを…!? いろんな「愛」が交錯する不思議なふたり暮らし！

＜第4話　遺品整理＞亡くなった母のことを知りたいと思った千草（ちぐさ）は、母の恋人だった男と一緒に遺品整理を始める。するとクローゼットの奥から、母の日記を発見。勝手に読んでもいいか悩みながらも、もう聞くことのできない母の声を聞くため、千草は日記を読むことに。そこに書かれていた母の本音とは…!? いろんな「愛」が交錯する不思議なふたり暮らし！

＜第5話　母の恋人＞亡くなった母と、母の恋人の思い出の場所であるボランティア施設に行った千草。そこで母の恋人から、2人の出会いから母が亡くなるまでの話を聞いて…!? いろんな「愛」が交錯する不思議なふたり暮らし！

＜第6話　写真＞亡くなった母の恋人と一緒に、母の写真を整理する千草。カメラマンである彼が撮った写真からは、彼の「母のことが大好きである気持ち」がひしひしと感じられた。すると千草の中に「彼に愛されている母が羨ましい」という感情が芽生えて…!? いろんな「愛」が交錯する不思議なふたり暮らし！

＜第7話　元カレ＞亡くなった母への誤解も解け、母の恋人も前を向き始めたため、東京に帰る日程を考え始める千草。だけど、母の恋人とも離れがたく思っている。そんなタイミングで、高校の時の元カレに再会し…!? それによって千草が気づいたものとは…!?

＜第8話　好き＞亡くなった母の恋人への想いを自覚した千草。彼と離れたくなくて、このまま東京に帰らず実家にいつづけてもいいんじゃないかと思うように。けれど、彼の考えは千草とは違うようで…!?

＜第9話　最後のデート＞亡くなった「母の恋人」に惹かれていき、まだ離れたくないと思うようになった千草。けれど彼の「千草の未来の選択肢を狭めたくない」という想いを受け入れて、東京に帰ると決める。そして2人は、最初で最後のデートをすることに…!?

＜最終話　恋人＞母の葬儀から2ヵ月が経ち、地元から東京に戻った千草。それから月日は流れ、迎えた母の10回目の命日――。千草は、母の恋人から「連れていきたい場所がある」と言われ…!?　亡くなった母の「娘」と「恋人」のたどり着いた未来は…!?　 亡くなった母×娘×母の恋人の「愛」の物語、完結！！