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『宮西計三』の作品一覧

80年代には黙殺されたこの才能を今こそ正当に迎え入れたい/松浦理英子(帯原稿より)。本作品集は、『エステル』へ至る道と言える。前作品集が金と銀の点描線描だとすれば、『リリカ』はNuggets(金鉱石)でありPebbles(水晶粒)である。正に名工の螺鈿細工を見るような艶やかな感触があなたを愛撫する。
テクニックの頂点を極めたかにみえた作者が次に送り出したのがこの『マイラ』だ。恐るべき点と線は、命有るもののように増殖進化している。ここに"美し過ぎる化物"は誕生した!
その点は黄金の輝きを放ち、その線は銀(シロガネ)の流麗をもってうねる。美し過ぎる驚異の一冊!
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