『村田順子』の作品一覧
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- エイドリアーナは、キッツィニア王国の皇太子の有能な秘書。かつて王族を誘惑し、国を破滅に導いた女の血をひく彼女は、先祖の汚名をそそぐため懸命に仕事に打ち込んでいた。その行いが評価され、弟のパト王子のお目付役という重大な任務につくことになったけれど、日々をともに過ごすうちにどうしても王子に惹かれる自分に気づいてしま...
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- 憧れていた彼との再会に、胸の鼓動が鳴りやまないの。
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- 初めての想い、初めてのキス。すべてをあなたに捧げたいの…。
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- 亡き祖父の勲章がなくなった! カリーンの兄が遊ぶ金欲しさにオークションにかけたのだ。一族の家宝とも言うべき勲章を取り戻すため、彼女は落札者であるギリシアの海運王ザンテのもとを訪れた。が、思わぬ失態を演じてしまう。カリーンは宝石のついた勲章に手を伸ばし、泥棒と間違えられたのだ! しかし、ザンテはこの件で彼女を責め...
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- ナイトクラブで1人鬱々とグラスを傾けていたファーガスの前に、黒髪で青い瞳のとびきりの美女が現れた。彼女、クロエはファーガスが売れっ子小説家であることをなぜか知っていて、さりげなく質問を投げかけてくる。僕の追っかけか?それともレポーター? あやしむうちに酔いのまわったファーガスの記憶はやがて途切れた。翌朝、自分の...
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- スーパーモデルのサビーナと目があった
瞬間、世界的な芸術家ブライス・マカリ
スターはその美しさに魅了されていた。
彼は、傲慢な金持ちの実業家に「いくら
でも金は出す、婚約者の肖像画を描いて
くれ」と押しきられ、期待もせずにサビ
ーナに会ったのだが、なんとしても彼女
を描きたい、と思いは変わった。しかし、
実際に...
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- 「フレイザー・マロリーが砂漠へ調査に行くそうだ」父の顔は輝いている。その砂漠にある壁画の写真があれば父の研究は真の完成をみるのだという。それを聞いたコリーは年老いた父の代わりに調査隊に志願することにした。しかし、ふたつ問題があった。父とフレイザーの間には昔いさかいがあったこと。フレイザーは女性と働く気がないこと...
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- ジュディスは騙されている! ダンは焦っていた。6年前、身分違いが理由でひき裂かれるように別れた恋人ジュディスが、うさんくさい財産目当ての男と結婚するというのだ。相手のトラスコットは、ここ2年あまりで急にロンドンで有名になった牧師でそれ以前の生活は謎に包まれている。トラスコットを調べるうち、ダンは彼の恐ろしい裏の...
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- 6年前、由緒正しき貴族の娘ジュディスは初恋の人ダンと泣く泣く別れた。継母が「スラム街育ちの孤児」とダンの噂を社交界に流したため、彼の名誉を守るために自ら身をひいたのだ。そして今、25歳になった彼女はダンとは別の相手と結婚を決めた。年々ひどくなる継母のいじめから抜け出すには結婚しかない。けれど挙式間近になって、ダ...
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- 愛する人を傷つけた罪。その償いはこんなにも重くて。
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- 研究者のエリザベスは、コーンウォールの由緒ある屋敷で蔵書の目録作りをしていた。だが年老いた主が突然亡くなり、遺族に連絡はしたものの、彼女は途方に暮れていた。そんなある晩、屋敷に見知らぬ侵入者が! 黒づくめの服に、セクシーすぎる身のこなし。なんてこと、まるで愛読しているロマンス小説のヒーローのようだわ。エリザベス...
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- クリスマスまであと39日。<秘密のサンタ協会>で目が回るほど忙しく働くカーステンのもとに、ひとりの男性がやって来た。少し傷ついた目をした寂しげな彼は、ボランティア志望と言うが、セクシーすぎて善行を施すタイプにはとても見えない。「今、必要なのは子供用の上着50着だけよ。他に仕事はないわ」と追い払ったのに、彼はすぐ...
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- 7年前、ヴィヴは外科医ガーリブを尊敬し、その正体も知らぬまま一途に愛した。だが彼は違った。彼はヴィヴとの関係を汚らわしい秘密のように周囲に隠したばかりか、自分が砂漠の国の皇太子であることも告げず、別れの言葉もないまま彼女を捨てたのだから。傷ついたヴィヴだったが、今、ふたたび彼女はガーリブの国を訪れていた。彼が大...
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- リアナは教職の仕事を得て、アラブの王国にやってきた。だが空港を出てタクシーが着いた先は、教員用住宅でなく、巨大な宮殿。呆然としているリアナの目の前に皇太子のマリクが現れる。飛行機の中でリアナを見かけて気になり、宮殿に連れてこさせたのだというのだ。彼の目的はいったい!?
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- 英国有数の保養地バースで起きた、エメラルドの首飾り盗難事件。探偵志望の令嬢ジョージアナは、美貌のアシュダウン侯爵を助手に事件解決にのりだした。が、目をつけた3人の容疑者のうち、ふたりは「シロ」。残るただひとりの容疑者は、なんとアシュダウンなのだ! 家柄はもちろん、類まれなる頭脳と容姿に恵まれた彼が盗みを働く理由...
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- 富裕階級の令嬢でありながら、どうしても名探偵になりたいジョージアナは、この夏のバカンスに期待していた。貴族やお金持ちが集まる人気の避暑地バースなら何か事件が起こるに違いない。果たしてパーティー会場で有名なエメラルドの首飾りが盗まれる事件に遭遇する! 犯行直前に怪しい会話を耳にした彼女はさっそく捜査を開始するが、...
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- 一流企業のトップで、英国貴族の血を引くローガン・マッケンジーは、女性から引く手あまたの魅惑の独身貴族。そんな彼が、ある日、ランチサービスのためにオフィスに来たウエイトレスが、涙に暮れているのを見て、思わず胸に抱き慰めてしまう。ローガン・マッケンジーとあろうものが! さらに彼女、ダーシーが不倫の恋に苦しんでいると...
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- 憧れの子爵・カールトンと結婚したヘレナ。だが夫はその結婚を財産目当ての策略だと信じ、心を通わせることができなかった。そしてついに夫は、ヘレナが産んだ息子さえ「自分の子ではない」と言い放ち、そのまま戦地へ赴き行方知れずになってしまう。そのあと、彼女は苦労の連続だった。嫁いだ子爵家からあばずれ扱いされ、冷遇されつづ...
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- ソフィーは、兄のジェイクに恋人との結婚に協力してほしいと頼まれた。結婚に猛反対している恋人の兄ダニエルを説得してほしいと言うのだ。そこでソフィーはダニエルにまずウエディング・プランナーとして面会し、ふたりの結婚の準備を進めているという話をした。すると、彼は「式はキャンセルだ。財産目当ての男と妹は結婚しない」など...
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- シークの妻との仲を噂され、散々な目に遭ったイーサンはカリブ海のリゾートで羽根を伸ばしていた。そこで出逢ったのは、耐えがたく魅力的な瞳をしたギリシアの富豪の娘イヴ。イーサンは当分女性がらみのもめ事は避けたかったので、できるだけイヴに近づかないように心がけていた。ところが、ある晩イーサンが自分の部屋で寝ていると、ビ...
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- アレックスの初恋は、セクシーでハンサムな多国籍企業の社長(ボス)ディミトリオス。少しでも近づくために美しい金髪を黒く染め、眼鏡をかけて年齢を偽り彼の個人秘書となった。
だがディミトリオスに愛される可能性がないまま、これ以上そばにいるのはつらすぎる・・・。そんな時、彼とふたりだけでギリシアに出張することになり・・・?
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- いつか産みの親を捜しだす希望を胸に、ウェントワース卿の城で働きだした孤児のプルーデンス。だが、突然やって来た彼の兄嫁は、プルーデンスを「貧民窟の子供」とさげすみ、城から追い出そうとした! しかも、かばってくれたウェントワース卿との衝動的なキスを目撃され、ふしだらと言いふらされてしまう。これ以上迷惑はかけられない...
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- 貴族のウェントワース卿に助けられ、ともに旅することになった孤児のプルーデンス。生まれてまもなく捨てられた彼女は、産着にあった紋章入りのブローチを手がかりに、まだ見ぬ産みの親を捜そうとしていた。だが、そんな彼女を見つめるウェントワース卿の瞳には、憂い影が宿っていた。果たしてそのわけは…!?18世紀イギリスの底辺を...
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- 1789年9月。プルーデンスは、少年のふりをして幼い仲間ダンとともに南を目指して歩いていた。ふたりは満足な食事も与えられず朝から晩まで働かされる孤児院からやっとの思いで逃げてきたのだ。とは言えあてもなく、道端に倒れそうになったそのとき、豪華な馬車の持ち主がふたりを救うが…? 18世紀イギリスの底辺の子供と最上級...
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- 古文書翻訳の為、ハイジはアラブの王国にやってきた。だが恩人である国王に「次男と結婚してほしい」と頼まれ、プリンセスになる事に・・・。でも男性経験がない自分に、魅力的な夫の相手が務まるのか。悩む彼女に皇太后が「愛人に変装し、彼の心を掴む」という知恵を授ける。かくしてハイジの二重生活が始まるが・・・!?
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- イザベルは実業家の夫、レアンドロスとの結婚を終わらせるべく弁護士とともに車を走らせていた。3年前に家を飛び出して以来、なんの音沙汰もなかったのに、突然連絡をよこしたと思ったら離婚の手続きについてだなんて…。慰謝料なんていらないから、早く離婚を成立させましょう。そう言いに話しあいに向かったのに、夫の様子はどこかお...
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- 伯爵家の息子と婚約したソフィア。でも相手は何年も異国に行ったきり。そしてあろうことか、イギリスに戻る途中、事故で亡くなってしまった。ショックを受ける彼女にさらなる困難が降りかかる。家族の借金がかさみ、もはや破産寸前となったのだ。そんな時、婚約者の双子の兄カラムが現れ彼女に申し出た。「僕の妻になってほしい」と。彼...
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- まじめな化学者シャネルは、自分がヴォリャルス王国の相続権をもっていることなどつゆ知らず研究に没頭していた。国王は、王族が彼女と結婚すれば権利は王家に戻ることからプレイボーイの王子デミヤンに彼女を誘惑するよう命じる。シャネルに近づくため眼鏡をかけ身分を隠してシアトルにやってきたデミヤンだったが、ペースを乱され困惑...
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- 婚約者に裏切られ、空港で置き去りにされたドーラ。彼女を救ったのは、アラブの王子カリールだった。彼のアメリカでの臨時秘書になったドーラは、帰国前に突然プロポーズされる。プリンスと秘書が結婚!? それに彼は私をなんとも思っていない筈・・・。戸惑いつつも、彼に惹かれていたドーラは結婚を承諾するが――。
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- 「私たちの結婚は終わったのよ! 放して!」身をよじるリオーナを有無を言わさず抱き上げる、カフィーヤを身につけたたくましい男性は――夫のシーク・ハッサンだ。跡継ぎが産めない体だから結婚は続けられないと、シークの妻の座から身をひこうとしているのに、だめだわ、彼に触れられるどうしようもなく惹かれてしまう…。王宮は私た...