『片山こずえ』の作品一覧
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- 2年3組の生活指導委員の樋口友広は、ひとたび本鈴が鳴り終えれば……なんびとたりとも門を通さない。通称・校門の弁慶。そして遅刻者は体育教師のゲンコツ。それはうちの学校の朝の儀式だった。10日連続の大遅刻&ゲンコツで、おでこが限界をむかえている菊地ちゃんは、今日も牛若丸になれず撃沈……。こうなったら樋口の弱点を見つ...
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- かりんには忘れられない男の子がいた。ぜんそくの療養中にお見舞いに来てくれていたユウキくん。遠い遠い初恋の男の子だ。女子高生となったかりんは保健室で吐血し死にかけの美少年と出会う。慌てて先生を呼んでくるも、からかわれただけだと知りひどく落ち込む。翌日、かりんの前にその美少年がやって来る。かりんは昨日の仕打ちに猛抗...
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- 美人でもないし、フェロモンも出てるとは思えないけど、私は愛されてる自信がある! そう言い切るサキナには、優という見た目がちょっと《コワイ》彼氏がいた。「同じ高校に受かったら付き合ってくれ」と告白され、見事に根性と気合(?)で合格した優は、真っ先にサキナのもとに走ってきておんおんと号泣した。それを見て不覚にもサキ...
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- 美人なのはママ。かわいいのは妹の唯菜。ひねくれててかわいくないのは……あたし。フランスからパパの知り合いの息子がやって来るそうだ。勝手に年頃の男子と同居するハメになり、加野は不機嫌だった。どんなにイケメンが来たって、男なんてみんな唯菜やママと加野を比べるばかり。うっとしいだけ! しかしやって来た西山歩はまるで女...
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- 運命の二人はここにいる!? 氷のように冷たい男・瑞樹とひだまりの少女・小見沢。二人が出会った瞬間、小見沢の身体は急激に燃えるように熱くなってしまった。瑞樹を思うと胸が、カラダが熱くて切ない…。意を決して瑞樹に告白するが、その瑞樹からは自分とは違い冷たい何かが吹き出していた。氷とひだまり。二人は本当に相反する存在...
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- 桂木杏は霊が見え、しかも超好かれてしまう体質を持った女子高生。一方、ここ数日、原因不明の体調不良に苦しんでいた学園イチの女たらし・桜田圭は、杏に近づいた時だけ杏に憑いている霊が見えちゃうように!? ついでに体調不良も杏に近づいた時だけ治るので、どうやら原因は《恨みの霊障》のようだ。ただ杏の見た限り、いつもの霊の...
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- 転校生となった二階堂つばさの秘密。それは小学生の頃イジメっ子だったこと。そして転校初日に出会ったのは、当時イジメていた男子の瞳であった。絶対に恨んでいる。でも久しぶりに会った瞳は変わっていた。明るく……かっこ良く。瞳は昔の事は今さら気にしないと言うが、その言動のひとつひとつがつばさの心に突き刺さっていった。……...
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- 「宝はなあ、心にどれだけ詰まっているかなんだぞお」それが口癖だった、たったひとりの家族のおじいちゃんが亡くなって、おじいちゃんの遺産を引き継いだ七子。しかもなんとその金額3億円! 久々に家族のあたたかさを感じた七子。しかし近づく親戚一同、遺産が目当てであった…。
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- 恋する女子高生の片想い。憧れのサッカー部の先輩との相性を占ってもらうべく、評判の占い館へやってきた空美がそこで出会ったのは……同じクラスの霧島麻苑だった。仕方がなく占ってもらうが、先輩との相性は「最悪」!? 麻苑の心ない物言いに思わずひっぱたいてしまう空美であったが、実は麻苑と優しいキスをした夢を見たもんだから...
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- 歌菜美と静哉は《天敵》。静哉は本郷グループの超エリートでボンボン。とあるきっかけで、何かと歌菜美にからんでくるようになってしまった。一方の歌菜美は、交通事故で両親に先立たれ、叔父夫婦に引きとられ育った。だがある日、その優しい叔父に頼みこまれ急遽、婚約することに!? 断れば叔父の会社は倒産!? しかもその相手はあ...
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- 女子を酔わせ、男子を妬かせる佐々宮諒。それもそのハズ。去年の文化祭以来、諒は演劇部のトップの《男役》となっていた。女子の間では「王子様」と呼ばれる諒だったが、諒自身はフツーの女子高生。ステキな彼氏募集中なのだが、まわりがそれを許してくれない。……恋愛なんて遠い宇宙の彼方って感じ。そんな悶々とした日々を過ごしてい...
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- 自分はちょっとツイてないかもって思う時がある。そしてあたしはかなりツイてない部類の人間だと思う……。自他共認める《不運の女》こと花美は、今朝も大失敗。落ち込む花美を尻目に、《幸運男子》の異名をとるカケルは朝からいいことだらけだったようだ。ツキまくるカケルの秘密に迫ろうとする花美は、その圧倒的な幸運力を前に弟子入...
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- 海堂路久にとって手塚麻歩は何? 答えは、【忠実なるシモベ】です。小さい頃、イジメから助けてもらった麻歩は、それ以来いつも路久のドレイに。でもいーの。それでも彼が好きだから…。もしあたしがもっとキレイでカッコ良くて…並んで歩いても劣らない女の子だったら…ちゃんと「好き」って言えるかな…。そんな麻歩のもとに1通のラ...
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- 久輝くんは成績優秀、スポーツ万能のモテモテ。でも私しか知らないことがあります…。それは久輝くんが3か月ほど前から、夜な夜な私の部屋に寝られないと言ってやってくること。7歳の「ひーちゃん」になって…。淡い恋心がキュンとくる、片山こずえ先生のラブストーリー集!