『いとうあいこ』の作品一覧
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- 恋愛よりも友達とバカやってる方が楽しい年頃の高校生・良。華奢な親友の茉莉彦と二人きりで、飛行同好会なんてやってラジコン飛行機を飛ばしている。冬を間近に控えた誕生日、良はクラスメイトの「ふとみ」こと水野二美から手編みの手袋を贈られる。「恋人は空だけさ」なんて言っていたら、今度は校内の男子生徒の憧れの的・瀬尾令子か...
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- 飛田家の茉莉彦くんは男ばかりの7人兄弟の末っ子16歳。幼児の肌触りが大好き。飛田家はそれなりに裕福で、こんなに立派な男が揃っているのに、兄弟は誰一人として結婚していない。友人との遊びに夢中なお年頃の茉莉彦くんにとっても、結婚なんて現実感のないものだった。だけども母にお見合い写真を見せられ、相手のあまりの美人さに...
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- いつか天国に逝きたくて、毎日神様に祈っていた幼少時代。ジョンは村の裕福な名家に生まれ、幸せな日々を過ごしていた。しかし、父が融資を断った村の青年ジェイドが自殺。女に騙されての自殺だったのだが、ジェイドの父は真実を知らず、逆恨みからジョンの背中に一生消えない醜い火傷と傷を負わせてしまった。天国への羽根はもぎ取られ...
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- 結婚は、一生かかっての相互理解。だけどものり子はたった3ヶ月で結論を出した。「この結婚は失敗だったわ!あたし離婚するの!」 二人の出会いは大学だった。女の子にも人気の高かった計に告白され、求婚され、のり子は夢のような新婚生活を送っていた。だけどもある日、のり子は事の発端となる決定的な一言を計にぶつける。「あなた...
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- 何も変わってない、母さんと歩いた道。母さんと眺めた景色は変わりなくそこにあるのに、何故だろう、母さんがいない――。 24歳長男・森生。結婚3年目の妻との関係は冷え始め、妻は妊娠療養を理由に実家に戻った。そんな矢先の母の死。森生の脳裏に去来する、優しかった母との記憶。そして初めて知る事になる、早死した父と母の若か...
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- ムーミン(麦畑輝美)、ノンノン(野中典子)、スナフキン(砂原風子)。3人は女子校の1年悪ガキ3人組。不良じゃなくて悪ガキなんだな。3人には秘密のかくれ家がある。閉鎖されたガラクタ部室をこっそり改修して作った「ムーミン谷」。だけども最近ムーミン谷が、謎のインベーダーに襲撃された。多分3年の不良グループの仕業だ。3...
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- 学級委員長の倉橋のぞみは一人きりで悩んでいた。見知らぬ男に乱暴され、妊娠してしまったかも知れないのだ。誰にも知られたくない…。誰にも相談できない…。妊娠さえしなければ誰にもバレる事は無い…。犯人が許せない!そんな強烈な負の感情の昂ぶりに呼応するかのように、子を宿したのぞみは恐るべき超常の力を発揮するようになり…...
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- 山はきれいだった――。昔々、とある山裾で、おじいに可愛がられて育ったカンタロー。ある雨の日、おじいはカンタローを置いて、一人で山に向うが…?『裾野』。 いとうあいこ版「昔ばなし」。「むかしむかし」の人々がつづる全6編の人間模様を、いとうあいこが優しい筆致で温かく切なく描きだす。
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- お茶は緑茶じゃなくて紅茶、それも一級ブランド品。朝はご飯に味噌汁じゃなくて、パンに紅茶。そんなコダワリ派のイカしたおじいちゃんが、息子の借金で家を失い、次男夫婦の狭い庭に終の棲家を建てるまでを描いたホームドラマ。「嫁との確執」や「現実の厳しさ」など、レディコミなどでは「イラッ」とする社会の問題提起作品として良く...
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- 受験生の反抗。受験生の恋愛。文化祭ぐらい楽しみたいし、勉強の合間に学級新聞も作らなくちゃいけない。受験生だって青春したい(受験も青春だよ)!受験1年前の中2の冬休みから、受験当日、卒業まで、受験真っ只中の白羽台中学3年C組の1年間を追った、青春短編連作。 優等生の夢美は受験生の兄に大切な音楽テープを潰されしまう...
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- 両親が他界し、大学に通う兄と二人暮らしの妹の家に、嫁いだ姉が捨て猫を連れてやってきた。仕事と家族の世話で手一杯だから、引き取り手が見つかるまで世話して欲しい、と言うのだ。大家さんには「一匹だけ」って言いつつ、既に二匹も飼ってると言うのに。しかも今年は受験で、猫の世話どころではない。そうこうするうちに捨て猫は増え...
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- 隣合う井戸畑さん家の「オデン」と長谷さん家の「ユゲ」の二匹の猫は仲良しでした。が、しかし突然オデンが居なくなってしまいました。さてどうなることやら…?
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- 「むかしむかし……」誰もが幼少の頃に、親にせがんでは話してもらった記憶がある昔話。なんでもない山村、おじいさんにおばあさん。狐に鬼に動物たち。野山に咲く花々、そしてうつろいゆく季節。子守と憧れ、囲炉裏端。その通例にのっとって現代の語り部・いとうあいこが紡ぐ、素朴でどこか懐かしく、時にちょっぴり切ない民話物語集。
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- 二人の子供も独立し、清乃さんはだんなさんと二人ぐらし。きれいずきの清乃さんは毎日おそうじ家中ぴかぴか。大きな仕事といったらば酔っぱらいのかいほうぐらい。そんな酔っぱらい――だんなさんがある日連れてきた黒い子猫。のりをうまそうに食べるので「のりすけ」と名づけられ、そして清乃さんの受難がはじまった――。(「其の一 ...