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『つげ義春』の作品一覧

1957年に若木書房の「探偵漫画シリーズ」の1冊として刊行された貸本単行本の完全復刻です。「悪人志願」「覗き見奇談」「運地君の不思議な犯罪」「首」の4編を収録した、当時の貸本としては極めて斬新な描きおろしの個人短編集です。前回、復刻された「生きていた幽霊」とともに、不思議な味わいをもつミステリの佳作となっており...
▼第1話/ある一夜▼第2話/蟻地獄▼第3話/女忍▼第4話/なぜ殺らなかった▼第5話/ねずみ▼第6話/庶民御宿▼第7話/ヨシボーの犯罪▼第8話/魚石▼第9話/窓の手▼第10話/少年▼第11話/近所の景色▼第12話/ある無名作家 ●登場人物/私(語り手。くぼ地の集落に散歩に行く/近所の景色)。李さん(くぼ地にすむ朝...
劇画台頭期に描かれた、異色スリラーの名作。1958年に若木書房から刊行された貸本単行本の完全復刻です。 密航に成功した少年がたどりついた島が物語の舞台で、そこは座礁した船の墓場でした。その島の灯台長である少年の父親の不可解な言動から謎が謎を呼び、灯台をめぐって事件が展開してゆきます。著者が江戸川乱歩に惹かれ、...
しみじみ変で懐しい、つげ世界に導く1冊! 現実と非日常の間を自在に往き来する融通無碍の「つげ世界」は、読む者のそこはかとない憧憬を誘って止むことがない。永遠の詩情を湛える名品『紅い花』をはじめ『もっきり屋の少女』『二岐渓谷』等を収めた短編集。
1956年に貸本出版社の若木書房の「探偵漫画シリーズ」の1冊として刊行された単行本の完全復刻。「に来た男」「生きていた幽霊」「指をたべた男」「罪と罰」「奇人」の5編を収録した短編集です。それぞれは独立した短編となっており、たんなる謎解きにとどまならい人間心理の闇や不可思議さを巧みな語り口で描いている秀作です。子...
超現実を描く『ねじ式』など衝撃の名作集! 不安、緊張、そして心地よい無力感を生む、まさしく「夢」の増殖としか呼びようのない衝撃作『ねじ式』の他、『ゲンセンカン主人』『オンドル小屋』等、つげ世界の精髄を結集した必読の一冊。
1958年6月に若木書房から刊行されたB6上製単行本の完全復刻。「暁の銃声」「戦雲のかなた」とともに「幕末もの三部作」といわれる作品。主人公は、坂本竜馬からたのまれて軍師早川に密書を渡そうと江戸に来た桂竜之介。竜之介は、スリの子丑松と片目の浪人ホクロと出会い物語は展開してゆきます。 新撰組を舞台に、でたら...
「夢と旅の作家」と称されるつげ義春。この鬼才には、もう一つの系譜・幻想恐怖の水脈が存在した。マンガ・美術界の至宝が創造した奇妙な味の短編を「怪異」の視点から再発見する! 現在講談社で全集が刊行され、改めてつげ義春が注目されている。従来のファン、そしてwebマンガ活況の現状の中、至宝の読み味を提示したい。【収録作...
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