• TOP>
  • 著者一覧>
  • 『砂糖祝子』

『砂糖祝子』の作品一覧

雨はどうも苦手だ。 ただ、雨に打たれて、ただ冷たくて。 そんな感触を考えては震えてしまう。 4年前に記憶を失った民人(みんと)、過去の自分「綺羅(きら)」のことを覚えていない。 彼の同居人であり親友の大助(だいすけ)は、そんな彼の過去も知っている大切な存在だ。 雨の日の夜、大助は決まって民人の...
高校卒業とともに地方就職した弟・亮司。 以来兄・拓海のことを避けていたが、拓海が出張で近くに来ると連絡があり5年ぶりに再会することに。 「大丈夫、ちゃんとふつうの兄弟だ」 亮司が拓海を避けていた理由は。 そして、拓海が亮司に会いに来た理由は。
最上部へ