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『あずみ椋』の作品一覧

卵巣に腫瘍が見つかり手術することになった黒川真由は、病院でがんで病み疲れた大津日佐子と同じ部屋になる。12月3日が真由の結婚記念日だと知った日佐子は態度が一変し、嫌がらせをするようになる……。表題作「黒の天秤」の他、「闇の手」などミステリーホラー6編収録。
「異端狩り」が熾烈を極めた時代、秘密結社「薔薇十字団」が行う錬金術は、神への冒涜行為とされ弾圧対象にあった。己の記憶を作り変え、別人としての人生を歩んでいた錬金術師レオン。賢者の石、ホムンクルス、そして過去。彼の秘密が今、明かされる…!
ライン河の黄金で作られた指環を持つ者は、世界を手に入れることができるという。そんな権力の指環を巡って、神族、巨人族、人間らが繰り広げる壮大なSFストーリー。
主人公は18歳のオルガ・オルブライト。12歳で大学に入学するなどの頭脳明晰な天才少年であるが、なぜか「トラブルマスター」の異名を持っている。見かけによらずナイーブな弟のスパージと力を合わせて、次々と彼らの身に降りかかる事件を解決する姿が、読者を爽快な気分にさせる作品。
生まれてすぐ父に捨てられたリュー。アース神のロキに拾われ、育てられたリューは、13年ぶりに生家に戻ると、彼の生誕にまつわる秘密が判明する。彼を待ち受ける運命とは?北欧神話を舞台に若きヴァイキング「リュー」を描いた壮大な物語。
ディース―魔性の女、神性の女―彼女こそ、この世のすべての人々がひざまずく精霊(デーモン)なのだ。彼女に魅入られた者は、みな黄泉への道をつきすすむという…。あずみ椋が白夜の国北欧を舞台に描く、悪の華で彩られたヒロイック・ロマン。
表題作で、限りがある命の重さを説いた「天涯宮殿」の他に「輝きの都」、「生命の花」、「選ばれし者は独り」、「嵐の夜の物語」を含めた全5作品を収めた、あずみ椋の魅力が詰まった傑作集。
戦いを繰り返していたレギン一族とグラーシーザー族。そんな折、両軍の将であるゲイルとラグナルは死闘の結果、共に重体となる。そこに現れた謎の女・シグルーンがラグナルの魂をゲイルの肉体に移してしまう…。北欧神話を舞台に繰り広げられる、愛と悲しみの復讐劇がここに幕を開ける!
はるか昔、北方の地では、覇権をめぐり肉親間でも血で血を洗う争いが繰り広げられていた。戦国乱世の時代を駆け抜けた、ノルウェー王オーラブ・トリュグヴァソンの物語。時は少年を戦士に変える…。
9世紀、ノルウェーには「神の槍」と名づけられた少女がいた。彼女は婚礼の宴の最中にヴァイキングに襲撃され、そのままさらわれてしまう。やがて海の上で目覚めた彼女だったが…。
光と闇の魔術が織り成す世界…パイラザーダ。そんな世界に、「世界の調和」を人間に具現化した存在である、レガとイリアーが目覚める。しかし、その2人には、邪悪なナルド教の魔の手が忍び寄っていた…。
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