『ユサブルCOMICS』のコミック一覧

土井泰昭/田丸ようすけ
信じられないかもしれないが、かつて、山口組の抗争をテレビが実況中継したことがあった――。 昭和39年(1964年)6月7日。四国今治に本拠を置く山口組直系・矢嶋組矢嶋長次は29歳という青年組長であったが、愛媛県最大の都市・松山に進出しようという野望を抱いていた。しかし松山には地元の強豪・郷田会が覇権を主張し他組...
東史郎/伊賀和洋
「流血! 大阪戦争勃発!!」 全国進出をほぼ完了し、向かうところ敵なし状態だった昭和50年(1975年)7月26日深夜、山口組に突如銃弾が撃ち込まれた。関西の名門博徒・松田組が賭場でのもつれから山口組系徳元組組員3人を射殺。当然、山口組側は激怒し、双方一触即発となったが、山口組側の一部には楽観論もあった。なに...
大島真知子
村紗恵子(よしむら・さえこ)は仕事にすべてを懸ける独身アラフォーの営業職。昔からガリガリで貧乳の「アバラ骨女」と呼ばれ、自分にいわゆる”女性的魅力”が大きく欠けていることを自覚していた彼女は、恋愛や結婚というものをあきらめた生き方をせざるを得なかったのだ。ところがある日、そんな彼女に大きな変化が訪れる。体調を崩...
時田かける
高校卒業と同時に他県に引っ越したものの、転職を機に再び地元に戻ってきた比呂美(ひろみ)は、かつての同級生である香帆(かほ)と同窓会で再会する。昔からちょっと変わっていてレズビアンとの噂もあった香帆だったが、比呂美はさして気にすることもなく、親切心から泥酔した彼女を一人暮らしの広大な豪邸まで送り届けてあげた。香帆...
童夢梨乃
バリバリのキャリアウーマンとして働く橋本あつ子(28歳)はある日、同じマンションに引っ越してきた松原恵美子(まつばら・えみこ/24歳)と知り合う。ちょうど職を探していた恵美子は、これも何かの縁とあつ子が勤める会社にアルバイトとして入社することになるのだが、そのとき何かと世話を焼いてくれた人事部の大林豊(おおばや...
かわしま梨花
第二次世界大戦の終戦から5年後の昭和25年(1950年)、マリアナ諸島にあるアナタハン島から一人の日本人女性・比嘉和子(ひが・かずこ)がアメリカ軍船舶によって救助されたことから、島内で起こった信じがたい事件が知られ、日本列島を震撼させることになった。当時、米軍の脅威が激しく迫る中、40人の原住民と、沖縄からの移...
時田かける
主婦の草野充子(くさの・あつこ)は夫を病で亡くしたものの、彼が遺してくれた生命保険金のおかげもあり、戸建ての一軒家で一人悠々自適の生活を送っていた。しかしそんなある日、警察からかかってきた一本の電話によって衝撃のるつぼに叩き込まれる。3年前に就職しOLとなり、家を出てアパートで自活している娘・恵麻(えま/23歳...
宮城朗子
私、岸本里香子(きしもと・りかこ)30歳、つきあってた男にさっきフラれたばかり。彼・修史(しゅうじ)は32歳という若さでIT企業社長という成功者で、私は長年求め続けた”玉の輿”の座をついにゲットできるところだったのに…いったいなんでよーっ!? くそーっ、もう死んじゃいたーい! …ヤケクソのあまり泥酔し、飛び降り...
井出智香恵
企業の受付嬢として働いていたところを見初められ、日米を股にかけて事業を展開するビジネス・エリートの美野知明(みの・ともあき)と玉の輿結婚することになった女性・摩衣香(まいか)だったが、その心は暗い呪縛にとらわれていた。実はかつて将来を誓い合ったヨットマンの恋人・立川新見(たちかわ・にいみ)が航海中に遭難死を遂げ...
沖田龍児/山平重樹/天龍寺弦
ヤクザ抗争史に名高い”山一抗争”の中、一和会の襲撃により四代目組長・竹中正久を喪った山口組は未曾有の大きな危機を迎えていた。しかし、そのさなか行われた山口組定例会の席上において、本部長・岸本才三が力強く放った一言は、列席した幹部の面々に衝撃と希望をもたらした。「山口組は本日より、心強い味方を迎えます! 北海道の...
東史郎/一の瀬正
昭和21年(1946年)、山口組三代目組長を襲名した田岡一雄は、それからほぼ10年にして地元神戸のほとんど全域を掌握してしまった。そして昭和32年(1957年)、掌握の矛先を神戸から他府県…いや全国へと拡げていくべく、田岡の出身地である徳島県の小松島を皮切りに侵攻を開始するのだが、その過程で是が非でも成し遂げて...
土井泰昭/二ツ木哲郎
日本極道抗争史上、沖縄のヤクザ戦争ほど凄惨なものはなかった――! 沖縄ヤクザは長い間、那覇派とコザ派に分かれて抗争を続けていたが、昭和45年(1970年)ついに両派は手を結んで『沖縄連合旭琉会』を結成した。しかし理事の一人、上原勇吉率いる上原一家は処遇を巡って理事長の新城喜史と対立、4年後の10月24日、宜野湾...
春日まんぼう/土井泰昭
傑出した才能を持ったアスリートを名選手という言葉で讃えるなら、極道にも名極道といわれる人物がいるはずだ。四代目山口組組長・竹中正久の実弟・竹中武は、その称号を受けて当然の男だった。節目を重んじ情に厚く、それでいて赫々たる武闘歴を誇るヤクザ史上に残る伝説の侠(おとこ)、それが竹中武である―――!!! 山口組の屋台...
赤名修/正延哲士/芹沢耕二
三代目・田岡一雄率いる山口組の盃を受けた“ボンノ”こと菅谷政雄は、山口組の全国侵攻の先兵として各地へその勢力を広げていくのだが、警察による熾烈な頂上作戦が始まり、山口組も大きく揺れることになる…果たしてボンノはどう動く!? ――山口組三代目・田岡一雄から、柳川組組長・柳川次郎、地道行雄・山本健一ら山口組最高幹部...
春日まんぼう/東史郎
日本を代表する暴力団・山口組は当代(代々名を継ぐ地位の今の代のこと)を関西土着の組長の中から出すのが、長い間の不文律であった。だが平成元年 (1989年)7月20日、山口組はついにその不文律を破り、徒手空拳で関東から流れてきた一人の男を組長に指名した。渡辺芳則五代目山口組組長である。有為の人材があまたひしめく...
山平重樹/天龍寺弦/田中正仁
「一日三回、ケンカしろ! 国を背負ってケンカしろ! …そして、国を相手にケンカしろ!」ヤクザの代紋を欲せず、強者にあって富を求めず、アウトローの新たなスタイルである『愚連隊』を確立し、戦前の新宿を制した無頼のカリスマ・万年東一! その類まれな人間的魅力と無敵の腕っぷしで町場のワルどもをシメ、戦地で最前線の修羅場...
本堂淳一郎/天龍寺弦/多田拓郎
昭和21年(1946年)広島。原爆の惨禍から立ち直りつつあった街に、一人の男が不敵な眼光を発しながら現れた。山中光治(やまなか・みつじ)――当時、闇市を仕切っていた村上組二代目・村上正明との因縁を機に、博徒・岡組組長の岡敏夫(おか・としお)の下で、暴力と抗争うず巻くヤクザの世界へと足を踏み入れていった光治だった...
山平重樹/天龍寺弦/田丸ようすけ
昭和17(1942)年。戦火は中国大陸から米国をも巻き込み、日本がいよいよ世界を相手に泥沼の戦争へと突入していった時代――横浜では「モロッコの辰」こと出口辰夫(でぐち・たつお)が、ナンバーワンの愚連隊としてその名を轟かせていた。その勇名に反して意外なほど小柄な体格の辰夫だったが、度胸のよさと腕っぷしの強さ、そし...
天龍寺弦/柳田東一郎/田中正仁
昭和19(1944)年、第二次世界大戦において、大西中将の発案により特攻が採用され、「特攻隊」が編成された。最初の作戦で素晴らしい成果をあげた特攻は、以来正規の艦船攻撃法として固定されることになる。…が、それは悲劇の始まりだった。航空機に爆弾を積載し、搭乗員もろとも敵艦に突入するという人間爆弾のごときその戦法は...
天龍寺弦/左近士諒/田中正仁
坂井三郎――神の目を持った”大空のサムライ”! 笹井醇一――軍鶏と呼ばれた”ラバウルの貴公子”! 岩本徹三――撃墜数202機!不世出の最多撃墜王! 西沢弘義――奇跡の宙返り!伝説のパイロット!! 杉田庄一――死地をさまよった悲劇のエース! 第二次大戦時、世界最強とうたわれたゼロ戦(零式艦上戦闘機)を駆り、縦横無...
天龍寺弦/左近士諒/田中正仁
加藤隼戦闘隊――いま、この名称を知っている人が一体どれだけいることだろうか? 第二次世界対戦当時、この名を聞いた味方は沸き上がり、その姿を目にした敵は震え上がったという。当時決して高性能とは言えなくなっていた「隼(はやぶさ)」を操っての、撃墜283機・地上撃破144機という戦果は驚異的と言う他ない。個人ではない...
高橋晴雅
1941(昭和16)年12月8日朝7時55分(ハワイ日付7日)。晴れ渡ったハワイの空に突如現れた、日本海軍353機の真珠湾空襲部隊。攻撃隊の空母「翔鶴」飛行隊長・高橋赫一少佐が指揮する、急降下爆撃隊51機の放った一弾がフォード島水上機基地に炸裂! アメリカ軍真珠湾基地は混乱と驚愕におおわれ、ついに太平洋戦争の火...
山平重樹/高橋晴雅
平成2年(1990年)9月17日、京都――。三代目会津小鉄総裁の図越利一は77歳の喜寿を迎え、その祝宴が同日午前11時より下京区の会津小鉄会館にて執り行われた。そこには四代目・高山登久太郎をはじめ、若頭・図越利次、舎弟頭・丸岡鉄太郎、本部長・伊藤護、組織委員長・前田勝治、風紀委員長・津田猛夫と、四代目会津小鉄最...
本堂淳一郎/天龍寺弦/左近士諒
昭和25年(1950年)1月18日午前3時、広島県呉市。呉警察署の捜査員一行は、殺人容疑で手配だった『悪魔のキューピー』こと大西政寛が潜伏しているとの情報を受け、暴力団・山川組関係者宅を包囲した。大勢の警官たちがなだれ込むと、果たして大西の姿はそこにはなく…かと思いきや、コタツの中に身を潜めていた大西が姿を現す...
剣名舞/大矢結子
風雪吹きすさぶ北の果て、北海道T女子刑務所。一人の女囚が収監されてきた。名は柊 悠紀(ひいらぎ・ゆき)。持ち前の美貌と器用さを悪用し数々の男たちを手玉にとり、金をだまし取ってきた末に、その中の一人を誤って死なせてしまったという詐欺・過失致死の罪だった。ときに敵対し、ときに共感を有しながら、同房の個性的な女囚たち...
剣名舞/大矢結子
風雪吹きすさぶ北の果て、北海道T女子刑務所。一人の女囚が収監されてきた。名は柊 悠紀(ひいらぎ・ゆき)。持ち前の美貌と器用さを悪用し数々の男たちを手玉にとり、金をだまし取ってきた末に、その中の一人を誤って死なせてしまったという詐欺・過失致死の罪だった。ときに敵対し、ときに共感を有しながら、同房の個性的な女囚たち...
剣名舞/大矢結子
風雪吹きすさぶ北の果て、北海道T女子刑務所。一人の女囚が収監されてきた。名は柊 悠紀(ひいらぎ・ゆき)。持ち前の美貌と器用さを悪用し数々の男たちを手玉にとり、金をだまし取ってきた末に、その中の一人を誤って死なせてしまったという詐欺・過失致死の罪だった。ときに敵対し、ときに共感を有しながら、同房の個性的な女囚たち...
佐香厚子
岩手県宮古市でフルートとピアノの教師をしつつ、コンサートなどの演奏活動も行っている音楽家の野崎千賀子(のざき・ちがこ)。彼女が震災に見舞われたのは、母を車で病院へ送ったあと、自宅でピアノの生徒が来るのを待っているときだった。襲い来る大津波の中、母も彼女自身も奇跡的に九死に一生を得たのだが、代々続いた実家も何もか...
佐香厚子
2011年3月11日14時46分18.1秒に発生したマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震によって、東北地方を中心に12都道府県で2万2312名の死者・行方不明者を出した東日本大震災。数多くの人々が、愛する人を、ものを、場所を失った、この未曽有の悲劇の渦中で、未来への希望を胸に立ち上がった女たちがいた――…...
佐香厚子
住み慣れた家を、愛する夫を、そして大切な家族を、震災による大津波で一瞬にして奪われ、荒れ果てた瓦礫の中に呆然と立ち尽くす3人の女たち…その中のひとり、草花や樹木をこよなく愛する吉田正子(よしだ・まさこ)は、美しい植物を植えて壊滅した土地を華やかに彩り復活させたいと願うものの、辺りを埋め尽くす膨大な量の瓦礫に一旦...
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