警察庁警備局公安課内に秘密裏に組織されている＜次世代犯罪情報室＞。彼らは、ある少女の“予知夢”が示す殺人事件を未然に防ぐため日々奔走していた。チームに所属する熱血漢の青年・真田省吾は、突然やって来たクールな皮肉屋・黒野武人と半ば強制的にバディを組まされ、事件解決に向けて走りだす──!!　大ヒットバディクライムアクション小説、堂々コミカライズ!! 【原作】神永学「クロノス―天命探偵 Next Gear―」(新潮社刊)より

予知夢の運命を変えるために黒野が立てた作戦。懸けるものは、自らの命──。命を懸けた作戦を『ゲーム』と称する黒野に真田は一抹の危うさを感じていた…。さらに黒野は、『志乃を死の予知夢の連鎖にかけているのは、真田自身だ』と真田を追い詰める。目覚めないままの志乃、頻発する予知夢──。揺れ惑う真田が導き出した答えとは…？

「未来が、変わる──!!」潜入先で謎の男を見た瞬間、怯え取り乱した黒野。テロに繋がる殺人を阻止しようと真田は一人奮闘するが敵の凶弾に倒され、黒野も拉致されてしまう…。混乱を極める中明かされた、黒野が背負わされた闇色の運命、そして志乃と黒野を結ぶ衝撃の因縁とは──!?　止められない予知された死、スパイ、拉致、拷問──。凸凹バディに怒涛のトラブルが押し寄せる！

別々に予知された事件が一人の男で繋がった。男の名は趙哲明。幼い頃の黒野をスパイとして育成し、祖国に裏切られた男──。犯人の正体も明らかになり、事件は無事解決するかと思われた。しかし、かつて哲明に暗殺の指南を受けた黒野が違和感に気づく。「奴らの本当の目的は、テロでも暗殺でもなかったんだ──！」哲明が真に復讐しようとした相手とは何なのか…？　そして“クロノスシステム”の秘密とは…!?　世界の暗部を凸凹バディが切り拓く!!　怒涛の最終巻!!