漫画家を目指す渕上と浦形は、ある噂を耳にした。「SNS上に観ると必ず死ぬ動画が存在する」その噂は、真実だった――。動画は瞬く間に拡散。次々と無残な死を迎える閲覧者たち。そして、怨念の影。耳障りな恐歌が響くとき、渕上と浦形へにも死が迫る…。逃げ切ることの出来ない恐怖、拡散ホラーサスペンス、第一巻。

観ると必ず死ぬ動画を閲覧してしまった渕上と浦形は、オカルト雑誌の編集部で解明への糸口を模索していた。その時…恐怖は再び訪れる――――。ビル全体を呑み込んだ怨念は、渕上にその矛先を向け死へと誘う…。膨れがる呪いの根幹は何処にあるのか。事態は、悪化の一途を辿る。戦慄が瞬く間に増殖する、拡散ホラーサスペンス、第二巻。

渕上達は、観ると必ず死ぬ動画の回避方法を求め、病院を訪れた。次々と起こる怪奇現象――。そして、怨念はより鮮明な呪いとなり、浦形へと迫っていた。次第に明らかになっていく背景。それは目を覆いたくなるような狂気の果て。新興宗教団体「紅い輪」――。全てはここで生まれた。焼けつくような緊張感と迫りくる呪い。渕上は浦形を救う事ができるのか…。閲覧禁止の拡散ホラーサスペンス、第三巻。

観ると必ず死ぬ動画が作成された場所・禁足地「輪取島」。島にある新興宗教団体「紅い輪」の本部を目指す渕上達。島全体を覆うかの様な凄まじい怨念は大きな鳴動を伴い渕上達に次々と襲い掛かる。絶望と共に明らかになる真実。人を恨み、怨念を増幅する事でしか渕上達に救いの道はないのか――――。連鎖する恨みが人を狂わせる拡散ホラーサスペンス、最終巻。