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ドラゴンヘッド

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10完結!

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作品のあらすじ
20世紀最後に放たれた、恐怖の大巨編「世紀末サバイバル」!! 修学旅行帰りの新幹線は、突然のトンネル落盤事故によってすべての光を失った……!! 闇につつまれ、血みどろになった凄惨な“墓所”。生存者はテル、アコ、ノブオ、3名のみ。ほか全員、即死……。酸素も食料も出口すらも断たれた少年たちは、次第に壊れゆく「心」と闘いながら、動きはじめる。たったひとつの“希望”――「東京に、家族のもとに帰ること」を、生き延びるための支えとして……!!!!
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    20世紀最後に放たれた、恐怖の大巨編「世紀末サバイバル」!! 修学旅行帰りの新幹線は、突然のトンネル落盤事故によってすべての光を失った……!! 闇につつまれ、血みどろになった凄惨な“墓所”。生存者はテル、アコ、ノブオ、3名のみ。ほか全員、即死……。酸素も食料も出口すらも断たれた少年たちは、次第に壊れゆく「心」と闘いながら、動きはじめる。たったひとつの“希望”――「東京に、家族のもとに帰ること」を、生き延びるための支えとして……!!!!
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    「友達になるんだ、この闇と」――。クラスメートの死体の山は、日増しに異臭を放つばかり。謎の落盤事故の生存者、テル、アコ、ノブオの精神は、もはや極限状況である。そしてついに“限界点”を超えてしまったノブオは、恐怖の儀式にのめりこむ。“神の声”に突き動かされ、アコの身体をつけ狙い、包丁を振りかざして――!! 一方テルは、トンネルからの脱出経路に近づくのだが……!? 戦慄(せんりつ)の大巨編「世紀末サバイバル」!!!!
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    それでも希望を生きていく――!! 落盤したトンネル内で、テル、アコ、ノブオ以外のクラスメート、全員死亡。心の壊れたノブオの“生け贄(にえ)”になるか、もしくは地獄の生き埋めか……。死すれすれの場所にいたテルとアコだが、偶然起こった地震というチャンスをきっかけにして、奇跡的にも地上に生還することに!! しかし彼らを待ち受ける“地上の光景”は、想像をはるかにブッ飛ばす、絶望そのものの世界だった――!!
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    「闇におびえ、自分を呪い、物音に震えて……死ねッ!!」 廃棄された給水場、そして病院を後にしたテルとアコ。東京をめざして気分を切り替えたものの、“悪魔の泥流”に巻き込まれる!! 絶望の大地に取り残された二人だが、暗い空を飛び去る自衛隊ヘリに希望を見いだし、傷ついた足を進ませる。しかし、たどり着いたその街は、完全に打ち捨てられたゴースト・タウン。ついに出会えた自衛官も、完全に常軌を逸したヤツだった――!!!! 
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    人間に、恐怖心から逃れる方法はないのか……!? ヘリに飛び乗ったテルとアコは、火災旋風の吹きすさぶ街から脱出。ヘリを操る脱走自衛官の岩田と仁村は、プロの勘と地図を駆使して、東京入りの進路を割り出していく。昏睡状態のテルと、ギリギリの燃料を載せて飛び立つヘリ――。しかし一行の行く先には、静岡以東を覆い隠す「塵(ちり)の黒雲」と「地図には存在しない地形」、そして「暴徒化した生存者の群れ」が待ち受けている……!!
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    大パニック発生!!!! 逃げよ、生き延びよ!!!! 津波に襲われ、絶海の孤島となった伊豆半島――。破傷風により瀕死(ひんし)となったテルにワクチンを運ぶため、アコと脱走自衛官・仁村による決死の「天城越え」が決行された。しかしその山奥で出会うのは、ナゾの“傷頭(キズアタマ)”なる青年と、暴徒となった“山狩り”の群れ……!!!! 護身用の銃も奪われ、目的の“街”に追い詰められるアコたち。荒ぶる暴徒たちは、「人間として最悪の末期」を見せ、にじり寄る……!!!!
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    “暴徒の街”の総合病院にて、ワクチンを入手したアコと仁村。殺戮(さつりく)の道を豪速バイクで突破しながら、岩田の操(あやつ)るヘリを目指す!! そしてアコは、感情を失った青年“傷頭(キズアタマ)”が、最期に遺(のこ)したメッセージの解読に取り組むことに。「北斎(ほくさい)」「龍脈」「この国で一番……」――。ついに繋がっていく、ちりばめられたピースたち。一行は、「大異変の真実」を知るための旅に出る……!!!!
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    東京まで、あと数十キロ――。太陽が姿を消したいま、地表温度は下がるばかり。周囲に、生存者の気配もなし。郊外型ショッピングセンターに降り立ったテルたちは、備品補充を楽しむのもつかの間、大地震に襲われる! そして屋上に逃れ出た一行が目撃するのは、東京方面の視界を奪う、超ド級の「出来事」――。それは、テルがトンネル事故の直前に目撃した「この世の終わりの光景」に、あまりにも酷似(こくじ)していた……!!!!
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    でも僕は東京に帰ってきた。東京に――。原因不明の大異変の真っただ中で、“生き残り”仲間の同級生・アコや脱走自衛官・仁村とはぐれてしまったテル。体力の限界や孤独の恐怖と闘いながら、ようやく家族の待つゴールの地、東京に倒れこむ!! しかし、その目に映るものは、生存者の気配なき瓦礫(がれき)の山のみである……。地下鉄の入り口から「人の声」を探り当てたテルは、首都の地底深くに秘められたおそるべき「秘密」に接近するのだが……!?!?
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    メガヒット少年世紀末ストーリー、ここに大・完・結!!!! 原因不明の大異変によって、生存者も見当たらず、暗い瓦礫(がれき)の山と化した首都・東京。悪夢の修学旅行から脱出し、ボロボロになったテルがそれでも歩き続けたのは、「東京に家族が待っている」というたった一つの“未来”のためだった……。絶望的な世界を生き延びて、ついに帰宅を果たすテル。恐怖を、欲望を、そして愛を知ったその少年は、“生きる意味とは?”という問いを終わらせ、「この世の果て」の先を目指す――!!!!