町工場で働く26才の清見。幼い頃、メガネをかけた男の子に恋してしまい、周りにからかわれたことがずっとトラウマになっていた。
もう、同性を好きになりたくない。そう思っていた清見の前に、社長の甥っ子で大学生の樹が現れる。卒業後は正式に入社するらしく、それまでは勉強という意味で今から経験を積むことにしたようだ。
メガネをかけている樹は見た目通り真面目で優しく、清見が幼い頃に恋心を抱いた男の子にどこか似ていた。似ているがゆえに、どうしても意識してしまう。もう、好きになりたくないのに。
過去のトラウマを抱えた町工場の青年とメガネをかけた優しい大学生の、切ない恋物語。