十三支族の中でも最弱と謳われる鼠族の姫・瑞英（ルェイイン）。竜王の花嫁探しのために、竜族領へと召し上げられた彼女には別の目的――獣族最大の貯蔵量を誇る書庫に忍び込み、知識を得ること――があった。竜宮入りしてから七日が経ったある日、書庫で一人読書を満喫していた瑞英は見目麗しい竜族の男に出会う。「ようやく見つけたぞ」その言葉と共に口づけをされたことから、瑞英の未来は大きく変わっていくことになり――？　賢いだけが取り柄の最弱鼠姫×最強一途な竜王サマの溺愛ラブファンタジー、華麗に開幕です！

竜王・雅文(ヤーウェン)の妃にふさわしい姫となるため、本格的な花嫁修業を始めることとなった鼠族の姫・瑞英(ルェイイン)。無条件で膨大な知識が手に入ることに興奮を隠しきれずにいたが、教育係の美雨(メイユイ)から竜族にとって「番」は特別な意味を持つと聞かされる。竜王の「番」として自分は何ができるのか?雅文の想いに向き合いたいと思う瑞英は……?新たな出会いと波乱の展開も見逃せない、賢いだけが取り柄の最弱鼠姫×最強一途な竜王サマの溺愛ラブファンタジー、第2巻!

鳥族に攫われてしまった兎姫・宇春（ユーチェン）と鼠姫・瑞英（ルェイイン）。人質としての価値もないと見限られ、命の危険が迫る瑞英の元に現れたのは……？一方、最愛の「番」が誘拐されたという報せは雅文（ヤーウェン）の心を怒りと憎しみで染め上げる。竜と化し、我を忘れ暴走する竜王を救うことはできるのか――　賢いだけが取り柄の最弱鼠姫×最強一途な竜王サマの溺愛ラブファンタジー、クライマックスの第3巻！