舞台は江戸時代。幕府から死囚たちに課せられたのは、闘刑場での“御前試合”。腕に付けた鎖の数だけ勝利すれば、お偉方から特別の恩赦が与えられる。しかし、そこにいるのは超極悪人のみ。老若男女問わず強姦殺人を犯した飛脚、八十二人を殺した相撲取り、そして大罪“城崩し”を為した男…。醜穢賤技なんでもござれの“最凶”決定戦が始まる！ 一番の外道は誰だ！？

やっぱり己（おれ）には、「外道」しかないみたいだ。 「特別の恩赦」をちらつかせ、 江戸幕府が死囚達に課したのは 御法度無しの殺し合いだった。 仲間を殺し、獄内の死囚をも鏖（みなごろし）にする元同心、 想い人の為、外道に堕ちた衆道者（しゅどうもの）…。 死んで当然の「外道」と呼ばれながらも、 己（おのれ）の立てた誓いを果たそうとする男達は、 この死闘をどう戦い抜くのか!? 江戸に集いし罪人達の「恩赦」を懸けた殺し合い、完結!!!