「才能がこっち向いてなくても俺は音楽の方、向いてるから」 中学3年間、吹奏楽部でメンバーに入れなかった晴光が入学したのは、強豪「登坂高校」。 そこで厳しくも温かい先輩達と個性豊かな同級生に囲まれて、晴光はさらに吹奏楽にのめり込んでいく。 夢、挫折、絆......吹奏楽の全てが詰まった爽快な物語が爆音で鳴り響く!!!

ソロパートーー。 それは吹奏楽で唯一 個人が評価される場。 来る地域の音楽祭でデビューを飾る1年生。 その演目のソロ担当を目指して気がはやる晴光たちトランペットパートのメンバー。 挑戦、期待、才能、そして胸に宿る炎ーー。 1週間後のオーディションに向け、それぞれが抱く想いをトランペットにこめて高らかな音色がしのぎを削る!!

ソロパートの担当を巡り、張り合い、自分と向き合うことで お互いを認め合うことができた晴光、剛上たちトランペットパート。 ......しかし、吹奏楽は一筋縄ではいかなかった。 「トランペットは1音で空気をブチ壊す」ーー。 圧倒的主役感をみせるアルトサックスの小波汰月は、 冷徹な音への追求、冷酷な音の支配で演奏をまとめ上げようとするが...。 才能と熱意で織りなす吹奏楽青春群像劇、完結!!