いつも無愛想なプリンシパルの陸と 
気さくで人当たりの良いアカンパニストのみつる
かつてふたりは同輩だった。
 幼い頃に観たみつるのバレエをきっかけ
みつるを超えようと努力していた陸。
 みつるを超えたい、
 みつるになりたい。
 みつるを超えられたら、俺は________!  
そんな陸とは裏腹、みつるはバレエを辞めてしまう。
 そしてプリンシパルになった陸は
 アカンパニストとして
バレエの世界に戻ってきたみつると再会することになり...。
 「俺はみつるになりたかった_________」 
 何者にでもなれたふたりの、その先の物語。