超能力による大量殺人事件をきっかけに超能力者が危険視されている世界。そんな中、望まれぬ強大な力を開花してしまった少女・ヒバナ。彼女を守ろうとするもの、利用しようとするもの、はたまた始末しようとするもの…右も左も、自分の本当の力も分からないまま、彼女を中心に様々な思惑が絡みあっていく。

超能開発局に襲撃を受けたブラック・スワン養護院。子供たちと施設長・アラシは各々のサイキック能力を使い襲撃者を退けたかに見えたが、敵の能力者に不意を突かれたアラシが暗殺されてしまう。最後の希望を託されたヒバナは、死者を現世に呼び戻す能力〈霊媒(ミディアム)〉を使い、施設の子供たちを絶望から救うことが出来るのか――？