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ぱじ

ぱじ

9完結!

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作品のあらすじ
お父さんがコロリと死んで、お母さんがポロリと死んで、ももちゃんはおじいちゃんと二人暮らしです。パパがわりのおじいちゃんなので、ももちゃんは「ぱじ」と呼んでいます。
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    お父さんがコロリと死んで、お母さんがポロリと死んで、ももちゃんはおじいちゃんと二人暮らしです。パパがわりのおじいちゃんなので、ももちゃんは「ぱじ」と呼んでいます。
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    ぱじとももちゃんの平穏な二人暮らしにも様々な事件が! ももちゃんが風邪をひいたり、ぱじが倒れて入院したり…。でも、そんな困難を無事乗り切ったら、ますます咲田家の(二人だけだけど)絆は強くなったよ。
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    ぱじとももちゃんは二人暮らし。でも、友だちがいっぱいいるので、二人はさみしくありません。優しいハルさん、頼りになる伊達さん、大家族のヨリちゃん、元気なノリくん…。ぱじとももちゃんのまわりからは、いつも笑い声が聞こえてきます。
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    ももちゃんが“あれなあに?”と聞けば、ぱじは“それはね――”と教えてくれます。いろんなものを見て、いろんな人に会って、いろんなところに行ったりしているから、二人暮らしもさみしくありません。そして、ももちゃんの小さな世界が、毎日、ちょっとずつ大きくなるのです。
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    ももちゃんの瞳に飛び込む世界はすべてが宇宙――そのピュアな眼差しは、かつて僕たちが子供の頃に持ち合わせていた“あの頃の心”を想い出させてくれます。ぱじと、ももちゃんの過ごす空間には、忘れかけていた人への優しさや思いやりがいっぱい。
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    春がやってきました。ももちゃんは、一歩ずつ、少しずつゆったりと人生の階段を踏みしめ、あらゆるものに触れながら、学びながら、自然に大人に近づいてゆくようです。健やかに育つももちゃんの成長を、世界一の暖かさで包んでくれるのがぱじの愛情なのです。
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    小さかったももちゃんも、いよいよ小学生。学校で過ごす分だけ、ぱじとの時間は少しずつ少なくなっていきます。だんだん大人になっていくももちゃんがうれしくもあり、ちょっぴりさびしくもあるぱじ。だから、二人だけの時間を大切にしたいと心から思うのです。
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    小学校での生活にも慣れたももちゃん。個性的な先生やクラスメイトたちに囲まれ毎日楽しく過ごしています。ぱじも伊達さんと始めた修理屋さんが大忙し。充実感一杯で毎日働いています。でも、二人にとって一番楽しいのは家でいっしょに過ごす時間なのでした。
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    お父さんがコロリと死んで、お母さんがポロリと死んで、ももちゃんはおじいちゃんと二人暮らしです。パパがわりのおじいちゃんなので、ももちゃんは「ぱじ」と呼んでいます。 ――ふたりが織りなす、あったかくて、おかしくて、でもちょっと切ないお話の数かず。忘れかけそうな何かを思いださせてくれるお話を次はあなたが誰かに語ってあげてください…。