麗しく、誰にでも分け隔てなく優しい御曹司・亜蘭（あらん）には気になる人がいる。同じ大学の同級生、雨宮昴だ。キャンパスで目が合った瞬間に、稲妻が走ったかのような衝撃を受けたのだ――…。このときめきが何なのかはわからないが、とにかく彼と仲良くなりたい！ でも、ミステリアスな雰囲気を漂わせる昴は、簡単には近寄らせてくれず…。不遇な青年と御曹司、彼らの卒業までの300日がはじまる！

あの夜のキスの合間、昴からこぼれた“さみしい”という言葉。『彼から離れてはいけない…』そんな思いが生まれた亜蘭は、なんとしても昴とお近づきになりたく、プレゼントを用意したり、バイト先を訪ねてみたりと、あの手この手を繰り出していた！ 拒絶される一方だった時、亜蘭の実家が大変なことに――!? ふたりの関係が急展開する第2話！

偶然にも昴がお隣さんになって喜ぶ亜蘭だが、庶民の暮らしに慣れず四苦八苦！ 金持ちではなくなったことで友人たちからも突き放されてしまう。そんな境遇でも前向きでいる亜蘭のことを、昴は複雑な気持ちで見つめていた。“ひとり”の寂しさを知っているからこそ、放っておけず…。ふたりの心が通いはじめる第3話！

昴は危なっかしい亜蘭を見ていられず、生活の手助けするように！　自転車の乗り方や料理を教えたり、自分のバイト先を紹介したり…自然と一緒に過ごす時間が増えていくふたり。常に前向きな亜蘭の姿に心を許し始めた昴は、心に重く抱えていた過去を打ち明ける…。ふたりの心が急接近する第4話！