プロ野球選手として活躍する高校時代の先輩・真庭来斗に、特別な感情を抱いていた後輩の波里摩佑。卒業してから直接会ってはいなかったが、SNSや球団の情報などで先輩の活躍を陰から見守っていた。しかし、来斗は突然球団をやめてしまい消息不明となってしまう。一体何をしているのか、何があったのかと心配していると、突然部活の飲み会に来斗が現れて…。

来斗から性行為を誘われたことで高校時代の日々を思い出す佑。野球部の強化合宿で抜きあいをしてから、挿入なしではあるが身体の関係を持つようになった二人。身体の距離は近くても、進路や自分のことは話さない来斗に心の距離を感じていた。そんな中、夏の大きな大会が終わり来斗たち三年生が引退することになり、大粒の涙を流す佑は来斗に最後のお願いをして…

佑に説得され結局佑の家に戻った来斗。その際に自身が初めてホームランを打った時の記念ボールが飾られていることに気づく。佑がずっと自分を見ていてくれたことを知った来斗はあることを佑に話すことを決心し…

弟・遥斗のお見舞いに行った帰りに、来斗が幼少期所属していたクラブチームの練習に偶然遭遇した来斗と佑。誰にも見つからないようにその場を離れようとするが保護者や子どもたちに見つかり練習に参加することに。すると、佑とともに久しぶりにボールに触れたことで来斗の心が揺れうごき…？