海野光樹にはあるコンプレックスがある。それは“不感症”であること。
そのせいで初めての恋人に捨てられた過去がトラウマになり、 同僚で今の恋人である久保田ともそういう流れになることを避けていた。
ノリがよくやさしい久保田が好きだからこそ、自分だってセックスしたい…克服すべく自分で指を入れてみたりするけど、どうしても気持ちよくなれない。
思い悩んでいたところ、久保田と出張に行った先で天候トラブルに見舞われ、ホテルの同じ部屋に一泊することになってしまい――?
※この作品は単行本版『海野さんは不感症』に収録されています。重複購入にご注意ください。