矢崎典一は戸叶優香と付き合って1年。ふたりは仲睦まじく、幸せな日々を送っていた。 しかし、矢崎の後輩で人気バンド・ゼロサムのボーカル・佐伯敬人と優香が出会ってしまったことから歯車が狂い始める。 矢崎を学生時代から慕い続ける敬人は、ライブの打ち上げに参加した優香をバンドのメンバーを使って凌辱する。 敬人はその夜のことをネタに優香に接近し、身も心も弄び、地獄に落としていく。 優香と矢崎の関係にも揺らぎが生じ、優香の苦しみは増していくばかりだが……!?

敬人に脅されて肉体関係を続ける優香。しかし、ふたりで過ごす時間が重なることにより、優香は憎いはずの敬人への理解を深めてしまう。 そんな時、敬人のファンである沙弥が優香と敬人がSEXしているところを目撃してしまい、嫉妬に狂う。 沙弥は矢崎と優香の関係も突き止め、優香が淫乱な二股女だと決めつけて怒り狂う。 沙弥は矢崎に接近して篭絡する。 同じ頃、敬人にとって優香はかけがえのない女性になっていた。 優香は敬人との関係を断ち切ろうとするが、敬人は優香にすがりつく。 そして、絡みつく人間関係の中、沙弥は人を使って優香を誘拐する。平和な日々はもはや遠く、再び凌辱の嵐に巻き込まれようとする優香を、敬人は救出に走るが!?

嫉妬に狂った沙弥によって、さらわれ輪姦されて薬漬けにされてしまう優香。 薬による異常な快楽の中、優香の人格は崩壊していく。敬人は優香を救出するが優香は廃人同様になっていた。 献身的に優香を介護していく中、敬人はアーティストとしての自分を見つめ直し、取り戻していく。 メディアで活躍する敬人を見てさらなる激情に飲まれ、自暴自棄になる沙弥。 堕落してしまった自分に嫌悪感を抱いた沙弥が、ふとテレビで敬人のバンドを見て、なぜか優香の姿が思い浮かび、再び嫉妬に我を忘れる。 そんな時、アメリカに赴任していた矢崎が日本に戻ってきて、優香を探し始める。 優香、敬人、矢崎、沙弥それぞれの思惑を胸に秘めた四人の哀しき人間が、一堂に会した時、未曽有の惨劇の幕が上がる。