ある事件により家出を余儀なくされた、魅力的な容姿を持つ14歳の少女・小夜子。
様々な男性との出会いの中で、彼女の心には天使と悪魔の二面性が芽生えていく。
不信感と復讐心を抱えながらも、純粋な愛を求め続ける少女の切ない物語。
夜の街で頭角を現した本城は、ホステスのカオリとの関係に溺れていく。
そして組幹部・本沢との確執から、小夜子は危機的状況へと追い込まれていく。
深い闇をさまよう小夜子の前に現われたのは、女弁護士の山北みどり。
その温かな心に触れ、小夜子の心に希望の光が差し始めた時、
運命は再び大きく動き出す――――。