米俵雨実・25歳はつらいことがあると涙を止められない。働いていた有名カフェで心無い言葉をぶつけられた挙げ句クビ。途方に暮れるも派遣会社の紹介でデパ地下にあるスイーツ店『団栗の帽子』で働くことに。キラキラした店舗に心踊るが、新しい職場、新しい人間関係に前職の記憶がよみがえってしまって…

『団栗の帽子』で頑張りたい気持ちはあれど、うまくいかずまだまだ涙を止められない雨実。前職での扱いについて、派遣会社の穂積さんの勧めで「労基」に相談に行くと、不当解雇以外に給料もごまかされていたことがわかる。加えてパワハラについて「あっせん」も視野に入れるかと問われ、自分がやれることをやらなきゃと一念発起するが…

カフェの夢を諦めた雨実。でも団栗の帽子のスタッフや鰆百貨店の社員さん達とどんどん仲良くなって、ご近所会もできるようになったりと元気いっぱい！ 交流を深めていくうちに、みんなのいろいろな事情を知っていき…。

団栗の帽子のイケメン販売員・飴屋さんの新たな一面を見たり、年末の賑わう百貨店を経験していろいろなお客様と出会ったりと充実した日々を送る中、団栗の帽子で正社員になりたいと思い始める雨実だが…。様々な感情を乗り越えて、さわやかな気持ちになる最終巻！