ケンカも強く成績も良い中学生・風田サブロウ。カンが鋭く、人の動きやテスト問題が何となく読めるのだ。ある日、彼の前にテレパシー（精神感応力）を持つ少女・リオンが現れた。敵と戦うため、サブロウの超能力を目覚めさせる為に来たと言う。旧人類（普通の人間）絶滅作戦を展開し、新人類（ミュータント）帝国建設を目論む敵とは……!?　そしてサブロウは、非現実的な超能力戦に巻き込まれてゆく。目覚めよ、イナズマン！

超能力者・バンバ率いる「新人類帝国」は、イナズマン（風田サブロウ）の強大な超能力に脅威を覚え、その抹殺を目論む。彼の元には、脳に「超能力倍増波発信装置」を埋め込まれた刺客が送り込まれる。精神感応・念力・幻像瞬間移動・精神防壁…激しい戦いが続く中、彼は一人の女性に危機一髪のところを救われる。なんと彼女は、サブロウの本当の母親だと名乗り、“新人類帝国”の建設に手を貸してほしいと告げるのだが……!?

「新人類帝国」との戦いに、本当の母と共に巻き込まれるサブロウ。そして母は……!?　超能力者である彼の前には、四次元世界から空飛ぶ円盤に乗って少年が現れたり、狼人間の血を引く転校生が現れたり……。さらに、サブロウの前にあの「ジロー」が現れる!?　『人造人間キカイダー』の後日談であり、終幕とも言える必見の短編、「ギターを持った少年」も収録！　そして新たなる戦い、「超人戦記」編が始まる……！

新人類帝国の思念結合による富士山噴火に始まる日本壊滅計画が進行！　家を爆破され、育ての両親を失ったサブロウは、元・帝国の一員であり敵であった少女・ルビィと共に、恐るべき大超能力者「総統」との激戦に挑む。しかし、天地を揺るがす激闘の末、干からびた老人の姿になったサブロウは、みるみる変貌を遂げてゆき…？　超能力者とは、種の終末を予感した人類が生み出した未来なのか……!?　ついに最終決戦の幕が開く!!