「――俺は、全てを捧げて貴女に償わねばならない……」
人として何かが欠落している自覚があるゆえに我慢強く、感情を表に出さないオーウェン。そんな彼が出会ったのは、太陽のような魅力を持つ王太子アンドレアス、そして穢れなき天使のようなフェリシアだった。アンドレアスの友として腹心として選ばれた彼は、ずば抜けた頭脳と身体能力を使い、献身的に二人に尽くす。そんなオーウェンにフェリシアは密かに想いを寄せていたが、国王である兄のため、そして国のため政略の駒になろうとして――。
忠実なる兄の側近×健気で薄幸の王妹、無垢で獰猛な愛執――