蒼衣の一番古い記憶――それは6歳の時、病院のベッドから見えた、心配そうな凛の顔。蒼衣はその後、この双子の弟・凛と、いつも一緒に過ごしてきました。2人はだれもがうらやむほど仲のよい姉弟。けれど、蒼衣が凛のことを「男の子」として意識した瞬間から、その関係は変わり始めて…。そんな中、自分の子供のころの写真が1枚もないことに気づいた蒼衣は「私たち本当に姉弟なの？」と疑問を抱きますが…!?　繊細ラブストーリー、第1巻！

双子の弟・凛を「男の子」として意識し始めた蒼衣。いっぽう、今まで特定の彼女をつくらなかった凛は、麻水とつき合い始めます。蒼衣の気持ちは大きく揺れ動きますが、凛への想いを断ち切るために和泉とつき合い始めます。そんな時、「蒼衣が弟に恋してる」というウワサが学校中に流れます。すると、凛は「オレたちは姉弟じゃない、オレが蒼衣にほれてるんだ」とみんなの前で告白。凛への想いを隠し切れない蒼衣でしたが…!?　怒涛の第2巻！

やっとのことで両想いになれた蒼衣と凛の2人。これからもずっと一緒だよ――…。お互いの気持ちを確かめ合った2人は幸せな時を過ごします。けれどある日、和泉から思いもよらない事実を告げられて…。せつなさあふれる大人気作、ついに感動のクライマックス!!　蒼衣と凛、2人の恋の行方は――!?　宮脇ゆきのが紡ぎ出す繊細ラブストーリー、いよいよの完結巻！　他に、「半熟・LOVERS」と「恋がはじまる理由」の短編2作を同時収録。