野球部がセンバツ初出場を果たしたものの、校歌斉唱がきっかけで校歌の盗作が明るみになってしまった私立東坂高校。だが3年の野球部補欠部員・片瀬亮は、そんな状況とは関係なく、後輩にまでコキ使われる情けない日々を送っていた。そんなある日、憧れの永野さんを眺めていた彼の頭上から、同級生の蓬田康太郎が降ってきて…!?（第1話）

ギターの練習の前に、片瀬がやっておきたかったこと。それは永野さんから借りたサイン入りCDを割ってしまったことを正直に謝ること。だが、2人きりの公園で音楽トークに花が咲き、なかなか切り出せない。かなりの時間が過ぎた後、ようやく意を決した片瀬は、代わりに買った新品のCD、そして壊したCDも差し出し「ごめんなさい」と頭を下げる…（第9話）。

永野から借りたサイン入りCDを片瀬が割ってしまった一件以来、気まずい状況が続いていた2人。だが、放課後の理科室で久々に話をして、永野からCDのサインは元カレが遊びで書いたものと聞き、片瀬の気持ちは少し軽くなる。さらにそのバンドの新譜が明後日発売されるので、一緒に買いに行こうと永野に誘われ、メルアドも教えてもらった片瀬はすっかり有頂天に…？（第20話）

バイト先のライブハウスJETSで、ケイのベースを目にした片瀬は、弾きたい誘惑にかられてこっそり演奏してみる。それは、すぐに蓬田とケイに見つかってしまうが、初めてベースを持ったであろう片瀬の演奏センスが意外に高いことに驚き、そのままベースを借りて練習させてもらえることに。そしてその夜の閉店後、ステージを貸してもらった片瀬たちは初めて轟音をかき鳴らし…（第28話）。