オンボロアパートに暮らす貧乏学生・大友（おおとも）と個性的な住人達が巻き起こす珍騒動を描いたドタバタギャグコメディ。不動産屋にオンボロアパート「花園荘」を紹介された大友は、「おおや」だというブサイクな女装男に12号室を案内されて家賃を前払いする。しかしその後、12号室にやってきたパーマ頭の男が自分が「おおや」だと言いだし、大友はその男に家賃を支払うことになって……!?

中華料理屋でドカ食いした半裸の醜い巨漢・フグ男（ふぐお）が、後からやってきた美女と熱いキスを交わす姿に信じられない気持ちになった大友（おおとも）と津田川（つだがわ）。そんな時、アパートが火事になったと思うほどタバコを吸いまくる玉屋（たまや）が、たばこ屋の美人娘から「好きよ」と告白されているのを目撃した大友達は、出来すぎではないかと思いながらもフグ男のことを思い出して、思わず悔し泣きを……!?

壷に貯めた金を銀行に預けようか悩んだ大友（おおとも）は、手元に持ってた方が安全だと考えて壷を持って帰る。一方、毎日ペンペン草を食べてばかりの貧乏な津田川（つだがわ）は、レストランのゴミ箱を漁っていた時、孤児院時代に想いを寄せ合った少女・みどりと再会する。そしてみどりから明日会いたいと言われた津田川は、大友の壷の金を強引に借りて、みどりと楽しい一日を過ごすのだが……!?

花園荘を改造している津田川（つだがわ）達を無視して大学へ行った大友（おおとも）は、友人から麻雀に誘われて少しだけ参加することに。そこでイカサマした新井（あらい）に大負けしてしまった大友は、夜に金を支払う約束をさせられる。そしてバイト代の前借りができなかった大友は、花園荘で風俗を始めて荒稼ぎしている津田川に、金を貸してもらおうとするが断られてしまう。そんな時、新井が金を取りに花園荘へやってきて……!?貧しくても汚くてもたくましく生きる狂乱横丁の人々に感動（!?）する完結巻。