ボクシングジムに居候する事になったアメリカ帰りの高校生・高杉紫楼（たかすぎ・しろう）の活躍を描いた熱血ボクシングコミック。天才ボクサーだった父が事故死し、アメリカから日本へ帰ってきた高杉紫楼は、父の友人であり、ボクシングジムを経営する斉木（さいき）の家に居候する事に。そして紫楼を世界チャンピオンにしようと燃える斉木だったが、紫楼はボクシングなんかやらないと言って……!?

プロの新人王・幸男（ゆきお）とのスパーリングで互角の実力を見せた高杉紫楼（たかすぎ・しろう）は、ボクシング界で注目を浴びる。しかしメンツを潰された幸男は、決着をつけようと紫楼へ強引に勝負を挑む。それをばかばかしいと断った紫楼だったが、問答無用で殴りかかる幸男にボコボコにされる。そして傷だらけの紫楼から可哀相だと言われて激怒した幸男は、さらに紫楼へパンチを浴びせるうちに拳を壁に激突させてしまい……!?

悪質な借金の取り立てが原因で心臓発作を起こした斉木（さいき）が入院し、山瀬（やませ）会長の陰謀でつぶされそうになった斉木ボクシングジムを救うために、山瀬ジムへ行く決意をした高杉紫楼（たかすぎ・しろう）。そしてそれを反対する斉木五姉妹に別れを告げずに出て行こうとした紫楼だったが、なぜか長女の未穂（みほ）が一緒についてきて……!?

天才児・赤星（あかぼし）とのデビュー戦が決まった高杉紫楼（たかすぎ・しろう）は、幸男（ゆきお）の猛特訓を受けて赤星対策を伝授される。その試合当日、亡き父に対戦相手を倒すと誓った紫楼は、未久（みく）と遊園地で遊んでからデビュー戦に臨む。そして赤星から１分以内にＫＯすると宣言された紫楼だったが……!?赤星と紫楼、死闘の末に勝利を勝ち取るのは？「勝手にシロー」、感動の完結巻。