――僕は、貴方しか愛せない……その為だけに……――
菅野遥(すがのはるか)――東京都中野区立某中学校・養護教諭――
ある意味、確かに僕は「天使」かもしれない。
高校時代、無理やり拉致された僕を目隠しのまま――優しく、温かく抱いてくれた人。
「彼」が何度も僕にかけてくれた言葉……“大丈夫や”“だいじょうぶ”。
導かれて自失するほど恵まれた初体験の後、足首と性器を絶たれ、無性になった「僕」
「彼」のその言葉が僕を絶望から救う奇跡の呪文を支えに、「彼」の事だけを想い、生き延びてきたんだ……
ハード&バイオレンス