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カノジョは嘘を愛しすぎてる

カノジョは嘘を愛しすぎてる

22完結!

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作品のあらすじ
「小笠原さんって何してる人なんですか?」「何って…えっと…ニート?」「ニートぉ?」「え?え?ニートって何?」「や…ニートっていうか…(めんどくせー)」「何歳なんですか?」「25。」「25!? 25で無職なんですか? それ男としてどうなんですか?」「…あ、そうだよね。労働は国民の義務だよね」「あ!じゃあウチの八百屋で働けばいいよ」「リコは黙ってろ!!」「えー!?」「えーっと…あの…ニートだけど収入はあるんで…ご心配なく」「親のスネかじってんですか? 金持ちのボンボンってことですか?」「え?あれ? そっか…そうなるのか」「ていうか小笠原さん、カノジョいない歴何年ですか?」「え?ええっと…カノジョは…いたこと…ない…かな」
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  • カノジョは嘘を愛しすぎてる
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    「小笠原さんって何してる人なんですか?」 「何って…えっと…ニート?」 「ニートぉ?」 「え?え?ニートって何?」 「や…ニートっていうか…(めんどくせー)」 「何歳なんですか?」 「25。」 「25!? 25で無職なんですか? それ男としてどうなんですか?」 「…あ、そうだよね。労働は国民の義務だよね」 「あ!じゃあウチの八百屋で働けばいいよ」 「リコは黙ってろ!!」 「えー!?」 「えーっと…あの…ニートだけど収入はあるんで…ご心配なく」 「親のスネかじってんですか? 金持ち
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    「あれ?わかった?」 「うん…」 「言ってみて?」 「…やだ。なんか自分で言うのは恥ずかしい」 「言えよ」 「……僕の、カノジョの、小枝理子さんは……………可愛い。」 「不正解!!」 「ええ???」 「正解は“怖い”」 「ええ??」 「嘘だよ。可愛い。僕のカノジョの小枝理子さんは可愛い。」 「…!」 「今日、いきなりキスしてごめんね。びっくりした?」 「あ、全然……や…びっくりは…した…けど…でも…」 「嫌じゃなかった。」 「もう!!!!!」 「怒られた。」 「怒ってない
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    「アキ君は…本当に馬鹿だな…」 「――…」 「そんなに不機嫌そうにしないでくださいよ しょうがないじゃないですか 本人がやらないって言ったんだから」 「…聴けばやったよ」 「そうでしょうねー だって彼 声フェチだもんなー こんな声聴いたら絶対宝物にしただろうな…」 「……」 「そんなにアキ君にやらせたかったんですか?」 「……」 「でもすみません カノジョは 僕がもらいました 僕の宝物にします」
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    「アキってどんな人ですか?」「総じて言うと とっても間抜けな人?」「悪口言うんだったらいいです」「だって彼、あからさまに天才なのに、自分のこと凡人だと信じてるんだもん。笑えるっていうか…たまに本当に馬鹿なんじゃないかて思う」「…あたし、アキの作る曲大好きです」「僕も、僕も好きだよ。だから時々、ズタズタに踏みにじりたくなる」物語が大きく動き出す第4巻!!
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    抱きしめたカノジョがあまりにも小さくて、僕まで泣きそうになった。「…前から思ってたけど、リコって痩せすぎじゃない?」クスッと笑うカノジョに、僕は本気で言う。「もうちょっと太った方がいいよ!マジで!」「歌うなら…なおさらだよ」その夜、僕は初めて、カノジョの歌声を聴いた。1度聞けば忘れられない声。無敵の楽器…!
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    予感がした。「そういうことにしてあげる」なんて言い方で自分を誇示することもなく、笑って僕の嘘に気づかぬふりをするカノジョに、僕は一生敵わない――。…結婚、してくれない? 一生、そばにいてよ。
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    理子って「ヤだ」ばっか言うよね。ていうか僕「ヤだ」ばっかり言われてるよね。歌詞を見せるのヤだ。泣くトコ見られるのヤだ。荷物を持たれるのヤだ。プロポーズもヤだ。僕の過去を聞くのもヤだ。僕だって、理子に「ヤだ」って言いたいことくらい、あるよ。
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    「旬が過ぎれば、早めにポイ! これ業界の常識よ?新しい子を売り出すために、まだ力のあるうちに利用するなんて当然だろ?」そんな風に茉莉を揶揄しながらも、本心では茉莉を救いたいと思っている高樹は、秋に「茉莉に曲を書いてやってくれ」と頼む。「そしたらお前にMUSHをやるよ」と下卑た交換条件を出す高樹に、秋は…?それぞれの思惑が交錯し、純粋な想いが軋んでゆく…!!切なすぎる第8巻!!クリュード・プレイのギタリスト・薫、ドラマー哲平の番外編2本を収録!巻末には、瞬の初恋を描いた小説「恋じゃない」を特別収録!
  • カノジョは嘘を愛しすぎてる
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    小笠原秋は元カノである茉莉に曲を書くことになり、今カノの小枝理子は秋の後釜ベーシストであるクリプレの心也に自分たちのバンドのデビュー曲を書いてもらうことになる。からみあうそれぞれの気持ち。「この曲、気持ちいい」無事レコーディングを終えた理子だが、プロデューサー・高樹からTVデビューでの口パクを命じられる。抵抗する理子。そして、CDデビューの日がやってきた!
  • カノジョは嘘を愛しすぎてる
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    小枝理子たちの高校生バンド・MUSH&Co.が、ついにCDデビュー。ひょんなことから曲を提供したクリプレの心也、彼氏の小笠原秋、バンドのメンバーたちと理子の自宅でバーベキューで祝うことに。だが、デビュー曲のデイリーランキングは21位。「Mステで仕掛けるしかないか」プロデューサー・高樹は理子たちのTV初出演を起爆剤にしようと考える。そして、Mステ生出演の日がやってきた!