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ユメノクニ

ユメノクニ
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作品のあらすじ
母を結核で亡くし、父は行方知れずだった。たったひとり、あてもなく父の帰りを待っていたまだ五歳のシノブ。彼を迎えに現れたのは、いとこのスミレと、藤村のおとうさんとおかあさん。昭和のはじめ。モダニズムと戦争とがせめぎあっていた時代。みんな真剣にいまを生きていた。
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    時はモダニズムの香りがかすかに残る昭和10年代の東京。写真家の一家は、きな臭くなっていく時代を逞しく健気に生きる。そして、どんな時代でも子供は「ユメノクニ」の住人。日々新しい発見と驚きに満ちている。誰も見たことのなかった「昭和」がそこにある!
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    戦争が始まり、父は軍の仕事でやむなく中国大陸へ渡った。母とともに東京に残ったスミレとシノブ。だが、戦局はしだいに悪化していく。東京へも敵の爆撃機が現れ、母・茜は、北海道の牧場へ転居することを決意する。
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    おわらない戦争は北のくにの牧場にまで長い手を伸ばす。それでも子どもたちは食べ、語り、学び、いまを懸命に生きる。だが、ついに喪われた幼いいのち…。いくつもの物を失くしながらもシノブとスミレがたどり着いた場所は…。