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巷説百物語

巷説百物語
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作品のあらすじ
どうにもならない憂き世のしがらみを、化け物仕立ての狂言で、八方丸く収める―――人気作家・京極夏彦のベストセラー傑作小説を、実力派漫画家・日高建男が完全劇画化し描破した話題作!! 珠玉の四編を一挙収録! ◆『小豆洗い ~あずきあらい~』 戯作者志望の青年・山岡百介は、怪談の蒐集を楽しみとし、諸国を巡っていた。ある夜、百介は雨宿りで立ち寄った粗末な小屋で白装束の御行(小股潜りの又市)、垢抜けた女(山猫廻しのおぎん)、年配の商人(事触れの治平)と囲炉裏を囲む。実は彼らは、闇に葬られた事件の解決を請け負う闇の一味。最後にその小屋へやって来た旅僧を加え、ついに彼らの仕掛けが始まるのだが…… ◆『野鉄砲 ~のでっぽう~』 実の兄である八王子千人同心・山岡軍八郎に変死事件についての意見を聞かれた百介は答えに窮してしまう。そこで百介は又市に相談することを思いつき、彼の根城を訪ねてみる。すると、そこには治平も居合わせていた。百介は二人に変死事件の詳細を語り始めるが、死んだ人物の名を聞いた途端、治平が顔色を変える。すると又市は、変死は、化け物の仕業だと言い、一枚の護符を百介に託すのだった…… ◆『白蔵主 ~はくぞうす~』 甲斐の夢山の麓にある杜で、狐狩りの弥作は、狐の面をつけたおぎんと出会う。弥作は、かつてこの辺りの狐を皆殺しにしたこと、和尚に戒められて猟師を辞めたことをおぎんに告白するが、本当の“忌まわしい過去”については口にしなかった。その後、おぎんから普賢和尚に化けて悪事を働いていた盗賊の頭・伊蔵が捕まったと聞かされた弥作は気を失ってしまう―――そうして夢と現実の狭間で狼狽する弥作の前に、やがて僧形の伊蔵が現れる…… ◆『狐者異 ~こわい~』 大悪人・稲荷坂の祗右衛門が処刑された。彼は過去にニ度も斬首されたが、その度に生き返ったかめ、不死身と噂されていた。百介は好奇心から彼の生首見物に出掛け、そこでおぎんに会う。おぎんは祗右衛門に対して遺恨があると言い、生首を見つめて「まだ生き返るつもりかえ」と呟いた―――数日後、百介のもとに又市がやって来た。又市は百介からおぎんの様子を聞くと、真剣な面持ちで祗右衛門の過去について語り始めるのだった……
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    どうにもならない憂き世のしがらみを、化け物仕立ての狂言で、八方丸く収める―――人気作家・京極夏彦のベストセラー傑作小説を、実力派漫画家・日高建男が完全劇画化し描破した話題作!! 珠玉の四編を一挙収録! ◆『小豆洗い ~あずきあらい~』 戯作者志望の青年・山岡百介は、怪談の蒐集を楽しみとし、諸国を巡っていた。ある夜、百介は雨宿りで立ち寄った粗末な小屋で白装束の御行(小股潜りの又市)、垢抜けた女(山猫廻しのおぎん)、年配の商人(事触れの治平)と囲炉裏を囲む。実は彼らは、闇に葬られた事件の解決を請け負う闇の一味。最後にその小屋へやって来た旅僧を加え、ついに彼らの仕掛けが始まるのだが…… ◆『野鉄砲 ~のでっぽう~』 実の兄である八王子千人同心・山岡軍八郎に変死事件についての意見を聞かれた百介は答えに窮してしまう。そこで百介は又市に相談することを思いつき、彼の根城を訪ねてみる。すると、そこには治平も居合わせていた。百介は二人に変死事件の詳細を語り始めるが、死んだ人物の名を聞いた途端、治平が顔色を変える。すると又市は、変死は、化け物の仕業だと言い、一枚の護符を百介に託すのだった…… ◆『白蔵主 ~はくぞうす~』 甲斐の夢山の麓にある杜で、狐狩りの弥作は、狐の面をつけたおぎんと出会う。弥作は、かつてこの辺りの狐を皆殺しにしたこと、和尚に戒められて猟師を辞めたことをおぎんに告白するが、本当の“忌まわしい過去”については口にしなかった。その後、おぎんから普賢和尚に化けて悪事を働いていた盗賊の頭・伊蔵が捕まったと聞かされた弥作は気を失ってしまう―――そうして夢と現実の狭間で狼狽する弥作の前に、やがて僧形の伊蔵が現れる…… ◆『狐者異 ~こわい~』 大悪人・稲荷坂の祗右衛門が処刑された。彼は過去にニ度も斬首されたが、その度に生き返ったかめ、不死身と噂されていた。百介は好奇心から彼の生首見物に出掛け、そこでおぎんに会う。おぎんは祗右衛門に対して遺恨があると言い、生首を見つめて「まだ生き返るつもりかえ」と呟いた―――数日後、百介のもとに又市がやって来た。又市は百介からおぎんの様子を聞くと、真剣な面持ちで祗右衛門の過去について語り始めるのだった……
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    御行奉為―――憂き世のしがらみを八方丸く収めやしょう――― 人気作家・京極夏彦のベストセラー傑作小説を、実力派漫画家・日高建男が完全劇画化し描破した話題作第二段! 妖怪仕立ての珠玉のミステリー、全三編を収録!! ◆『舞首 ~まいくび~』 天下無双の巨漢“鬼虎の悪五郎”は、死んだ―――御行・又一の言葉に動揺する、身分卑しからぬ侍は――― “黒達磨の小三太”の賭場で大暴れした悪五郎は、巴が淵の自分の小屋に戻った。そこへ人斬りを生業とする“首切りの又重”も現れて……? ◆『飛縁魔 ~ひえんのま~』 尾張の素封家が大層立派な御殿を建て、十年前の祝言の直前に消えた花嫁に固執して待ち続けているという。探している謎の京女・白菊は、どうやら又一との因縁も浅からぬ様子だが…? 悲しき運命に翻弄された京女・白菊と大店の主・享右衛門の「魔縁」を、又一の仕掛けが絶つ! ◆『芝右衛門狸 ~しばえもんたぬき~』 謎多き若侍の寝所へ、鈴の音とともに夜毎現れる物怪―――裏切り者の長二郎狸を探している…? また、孫を殺された老爺・芝右衛門の許へ通ってくるうちに、人間の姿で現れた“芝右衛門狸”の風聞が城代の耳に届き村役人が差し向けられた時……物語は急展開を迎える!
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    怨嗟の声が闇に響き渡る刻、あやかしの姿は必ず現世に現れる――― 人気作家・京極夏彦のベストセラー傑作小説を、実力派漫画家・日高建男が完全劇画化し描破した話題作第三段! 妖怪仕立ての珠玉のミステリー、『船幽霊』『塩の長司』を完全収録!! そしてついに巨編『死神』が幕を開ける―――!! ◆『船幽霊』 淡路での仕掛けを終えた百介とおぎんは讃岐へと足を運ぶが、闇夜の山道で野盗に襲われる。その窮地を救ったのは、密命を帯びた浪人・右近――そして彼の口から出たのは、呪われた山の民・川久保の名。実はその川久保と因縁浅からぬおぎんは、彼等の里へ向かう決意をするが、果たして―― ◆『塩の長司』 盗賊の逆恨みによる報復を恐れ、常に頭巾をかぶっている加賀の馬飼長者・長次郎。一方、又市は江戸にて、馴染みの幻術師“四玉の徳次郎”からある娘の素性を調べて欲しいとの依頼を受け、調べを始める。そして、又市と治平の切れ者二人が、崖下の洞穴にて探し求めるものとは―― ◆『死神 或は七人みさき』 江戸へ帰って来た百介と治平。麹町の治平の塒へ向かった二人を、船幽霊騒ぎで置き去りにされた右近が待ち受けていた。いわれのない罪を着せられた右近は、おぎんから治平宅に身を隠し待っているよう指示されたという。 七人みさきに関係すると思われる怪事件を聞き集める百介。一方、右近には、おぎんより北林へ出立するよう文が届き、百介も同行することに…そして、北林藩内の怪事件にけりをつけるべく暗躍する、おぎんと又一。北林藩で起こる怪異の真相とは…?
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    シリーズ堂々完結――― 人気作家・京極夏彦のベストセラー傑作小説を、実力派漫画家・日高建男が完全劇画化し描破した話題作・最終巻!!! 巨編『死神』の最終話と『柳女』『帷子辻』『老人火』を完全収録―――!! ◆『死神 或は七人みさき~肆~』 ◆『柳女』 ◆『帷子辻』 ◆『老人火』