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にらぎ鬼王丸

にらぎ鬼王丸

5完結!

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作品のあらすじ
月山鍛治・貞光の弟子として日々刀鍛冶の修行に励む鬼王丸。自分の慢心から刀の買い主を死なせてしまった鬼王丸は未熟さを痛感し、過酷な修練である「鉄百錬千打」に挑み見事成し遂げる。打ち上げた刀で「男の約束」を果たし職人として一人前への一歩を踏み出したある日、師匠から意外な秘密を打ち明けられる。 十八年前、裏山に「星の鉄」が落ちた時から、数奇なる運命の歯車は動き出していた――!!
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    月山鍛治・貞光の弟子として日々刀鍛冶の修行に励む鬼王丸。自分の慢心から刀の買い主を死なせてしまった鬼王丸は未熟さを痛感し、過酷な修練である「鉄百錬千打」に挑み見事成し遂げる。打ち上げた刀で「男の約束」を果たし職人として一人前への一歩を踏み出したある日、師匠から意外な秘密を打ち明けられる。 十八年前、裏山に「星の鉄」が落ちた時から、数奇なる運命の歯車は動き出していた――!!
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    「星の鉄」を求めて旅立った鬼王丸。最初の目的地・酒田に向かう道中、ある町に立ち寄る。その町では名刀を狙った「闇の辻斬り」が頻発していた。己の技と職人の意地を持って辻斬り事件を解決した鬼王丸はいよいよ「弐の星」を求めて酒田へ。手掛かりを探すうちに謎の俳諧師・松尾芭蕉、庄内藩剣術指南役・加納と知り合う。鬼王丸が持つ「星の鉄」を見た加納は自邸に鬼王丸を招待した。果たして加納の真意は――!?
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    「弐の星」の手掛かりをつかんだ鬼王丸と芭蕉は人里離れた山奥の廃村へ。今は訪れる人もいない小さな祠に近づくにつれて、「壱の星」に驚くべき変化が現れる。「弐の星」の存在を確信した芭蕉は、「星の鉄」にまつわる五百年に亘る伝承を鬼王丸に告げる。苦難の末に「弐の星」を手に入れた鬼王丸と芭蕉が「参の星」を目指して次に向かった先は佐渡島だった…!!
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    佐渡島で卑劣な幕府の刺客を倒し「参の星」を手に入れた鬼王丸。次に向かった先は越中・高岡城下だった。路銀のため町の刀鍛冶を手伝う鬼王丸は、ふとしたことから若き足軽・新田と知り合う。もと農民の新田は武士になりきろうと剣術に打ち込み、ついに免許皆伝の「目録」審査を受けるまでになる。だが、試合の相手は身分の違いを鼻にかけ日頃から新田を侮辱している上級武士の子息・木崎だった…!!
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    様々な困難に打ち克ちついに「星の鉄」を4つまで集めた鬼王丸。だが、残り全ての「星の鉄」3つはすでに江戸の浅右衛門が手中に収めてしまっていた…!! 避けて通れぬ対決に決死の覚悟で屋敷に乗り込んだ鬼王丸。そこには妖刀・村正に魅入られ、理性を失い殺戮の本能むき出しで刃を振るう浅右衛門が待っていた!! 職人の魂を描破した異色作が、ここに感動の結末を迎える…!!