青春に煌めく特別な1コマは、無限に広がる殺戮地獄への入り口だった――。平凡な男子高校生の狐坂丈の下に現れた可憐な少女・田村凪咲。「私のことを守ってくれませんか」の言葉から、平凡な日常は非日常へと激動する――。動機なく凪咲を殺す快楽殺人者・次元ライダー。凪咲の死と共にふたりの時間がループする世界。殺戮と無限の時間からふたりは抜け出せるのか…。無限の時と死に挑むサスペンスストーリー第1巻。人間は際限ない恐怖に打ち勝てるか。

突きつけられた極限の選択肢の中、選んだのは自らの死だった――。警察の厳重な護衛をも突破した次元ライダー。丈による必死の策が泡と化した…。「ありがとう」の言葉と共に時間が戻った。いつもの教室に凪咲の姿はない。どこへ消えたのか。そして、快楽殺人者・次元ライダーが課す次なるゲームは想像を超えた内容だった。殺戮の枠が外れる!?　さらなる困難と制限が丈と凪咲に襲い掛かる。無限の時と死に挑むサスペンスストーリー第2巻。人間は際限なき恐怖に打ち勝てるのか――。

次元ライダーによる壮絶な殺人遊戯から凪咲を守り抜くことが出来た丈――。だが次元ライダーの最後の凶刃に丈は倒れる…。死を覚悟したが、かろうじて意識を戻した丈。その身体はこの世で最も忌み嫌う男、次元ライダーのものに変わっていた。さらに丈の前に驚愕の世界が広がる。そして、その世界でも死のループは存在するのか…。世界から疎外される中、丈はこの世界から抜け出すことは出来るのか…。無限の時と死に挑むサスペンスストーリー第3巻。人間は際限なき恐怖に打ち勝てるのか――。

ループの根源は凪咲の奥底の記憶の中に秘められていると確信した丈。丈は凪咲の奥深くまでもがこうと試みる。そこにあった凪咲の想いとは。次元ライダーの存在意義とは。最初のループは一体どのように引き起こされたのか。世界を改変するほどのふたりの過去と出逢いが明かされる。過去、現在、異次元をめぐり、丈は凪咲を地獄のループから救えるか。無限の時と死に挑むサスペンスストーリー最終巻。人間は際限なき恐怖に打ち勝てるのか――。