ヴァナルカンド王国の外れに暮らす平凡な女の子・ロゼ。 ロゼは突然、マントに身を包んだ美麗な貴公子キース・アロード伯爵にさらわれてしまう！ 豪奢な屋敷のベッドで目を覚ましたロゼを、強引に誘惑してくるキース伯爵。 キースの目的は、王家の血をひくロゼと結ばれ、王になることだった。 抗うロゼに、キースは「俺の物になりたいと言わせてやる」と宣言し、同じく王家の血を狙う貴族たちからロゼを隠すため、屋敷で匿うことにする。 ただ守られることを嫌ったロゼは、キースの屋敷の「執事」として男装し働くことにして……!?

“黒髪の貴公子”キース・アロード伯爵の屋敷で“男性執事”として働くルゼの正体は、王妃の血を引く“高貴なる血の乙女”ロゼ。 国王の座を狙う権力争いに巻き込まれたロゼは、身を挺して守ってくれたキースに恋をする。 そして、キースとロゼはお互いに惹かれあい、ついに結婚することに！ ところがある日、ロゼの前にキースと親しげな美しい女性が現れて……!?