「アクマ」「おかしな瞳の色の悪魔」それが私に投げかけられる言葉。親は知らない。どこで生まれたかも分からない。欲しいという人たちにカラダを売っている毎日。少しずつたまっていくお金を見ていると安心する。ほかに私には何もないから――。そんなある日、盗賊と呼ばれる男・シンに出会った。彼の目はきらきらと輝き「金ではない、お前の目みたいな美しい宝石を盗るんだ」と言うけれど…!?美しい獲物を探す盗賊と、美しい夢など見たことのない娘の、世界一美しいお話――。(72P)(この作品はウェブ・マガジン:ジョシィファンタジー V