遠く山深い森の中、モノノケ達の世界との境目に櫻三村（おうみむら）とよばれる村があった。妖狐族の金狐（きんこ）は、行方不明になった弟の銀狐（ぎんこ）を探しに櫻三村へでかけ、人間の男の子・敦（あつし）と出会う。なぜか敦だけは金狐の姿が見え、二人はすぐにうちとける。金狐は敦の純真さに惹かれていき、やがてよからぬ感情が芽生えてしまう。原稿１～３話収録、第１巻。＜このコミックスは、旧『君が妖は１巻』を分冊し再編集したものです。この巻の本編内容は、旧１巻に含まれております。＞

「あーくんは友達なのに…」自分の中の欲望が抑えきれなくなっていく金狐。時を同じくして、妖怪たちが村人を襲うようになり、並々ならぬ力を持つ敦を標的としはじめる。そんな敦を護ろうと、金狐は掟をやぶり…。原稿４～６話収録、第２巻。＜このコミックスは、旧『君が妖は１巻』を分冊し再編集したものです。本編内容は、旧１巻に含まれておりますので、旧１巻をご購入のお客様は、第３巻からお読みいただくことをお勧めいたします。＞

敦を妖怪たちから護ろうとする金狐。しかし、自ら敦を追いつめてしまうことに。「本当の友達だと思ってたのに…」敦に拒絶されショックを受ける金狐。それでも、敦に会いたい！ 妖怪と人間、種族を超えた友情の行方は…!? 原稿７～９話収録、第３巻。＜旧『君が妖は１巻』をご購入のお客様は、旧１巻のつづきから収録されているこちらの第３巻からお読みいただくことをお勧めいたします。＞

敦と再び会えた金狐。喜びいっぱいの金狐に対し、敦は「俺とお前、どこかで会った？」敦は金狐のことを覚えていない!? その矢先、巨大な妖怪が現れ、敦が襲わる…。金狐は懸命に呼び掛けるが、敦の意識は無く…。原稿10～12話収録、第４巻。

１年前―。深手を負った銀狐の前に現れたのは…！？あの日いったい何があったのか。九尾様は何かを知っている―？そして夢から覚めた金狐の前に敦が…！？原稿13～15話収録、第５巻。

「人間と相容れる事なんて、絶対無理なんだよ」金狐に忠告する恭志郎。その言葉の裏には人間との辛い記憶が…。愛と本能、人間と妖の狭間で巻き起こった鴉族の悲劇。そして―…。原稿16～18話収録、第６巻。

暴走する恭志郎の刃は、ついに鴉へと向けられ…。自制がきかなくなった恭志郎の脳裏によぎったのは―！？「僕、ハルキの事信じるよ。」金狐と敦、ふたりの再開。それは、あらたな物語りのはじまり―…。原稿19～20話収録、第７巻。