夜行【マイクロ】
作品のあらすじ
京都に住むある女子大生・長谷川さんが、鞍馬の火祭りの日に姿を消した。
その日から十年を経て、ふたたび鞍馬に集まったのは、学生時代の長谷川さんの仲間たちで…。
京都に住むある女子大生・長谷川さんが、鞍馬の火祭りの日に姿を消した。
その日から十年を経て、ふたたび鞍馬に集まったのは、学生時代の長谷川さんの仲間たちで…。
失踪した妻を連れ戻しに尾道を訪れた中井。
そこで出会ったのは、「変身」してしまった妻だった。
尾道の女は、中井の妻か、それともホテルフロントの男の妻なのか…?
第一夜の終わり、そして第二夜の始まり…
会社の先輩・先輩の彼女・彼女の妹を旅のメンバーに、奥飛騨に旅行に行った武田。
そこで、未来の見える女性を車に乗せてしまい.…?
奥飛騨の宿についた男女4人。
車に乗せた女性の「お二人の方に死相が出ています」という予言が陰を落とし…。
夫と、その後輩との鉄道三人旅に出た藤村。寝台列車が走り抜けて着いたのは、青森。
そこで思い出したのは、懐かしい記憶。
姿を消した夫の後輩はどこに行ってしまったのか。
そして藤村の記憶にある「佳奈ちゃん」はいったい誰だったのか…?
豊橋行きの列車でボックス席に乗り合わせたのは、謎を秘めた女子高生とお坊さん。
そして田辺の三人。ふたつの夜が交差する。
画家・岸田のことを知る2人の男。
夜の天竜峡を駆け抜ける列車の中で佐伯が語る、銅版画「夜行」と「岸田の最期」とは…?
物語はふたたび、10年後の鞍馬に。
大橋は田辺と、「夜行」と対になる存在としての「曙光」について言葉を交わすが…。