『トーリ・フィリップス』の作品一覧
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- アリシアは亡きエドワード王の庶子。そんな事実が知れ渡れば間違いなく殺される・・・。 直系とは言い難いヘンリー七世は由緒正しい血筋の者を根絶やしにしようとしていた。そしてついにその危険がアリシアにも!! 王家の血と陰謀と策略が絡み合うなか、トーマスとアリシアの愛もまた運命と共に熱く燃えるのだった。
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- アリシアは7歳の時、10年後に夫となる7つ年上の少年に出会った。 一目で彼女の心をとらえたその少年の名はトーマス・キャベンディッシュ。しかし、“運命の出会い”はアリシアの想いとは関係なく、婿探しに奔走する義父が彼に白羽の矢を立てた結果だったのだ!! 彼女に流れる血の運命から彼女の身を守るために・・・。
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- ときは1586年、英国。エリザベス姫は供も連れずにひとりで街道を歩いていた。父の急死につけこみ結婚を迫るサー・ロバートから逃れ、名づけ親の女王陛下を頼ろうと、宮廷を目指しているのだ。そんな道中で巡りあったのは道化師タールトン。陽気で機転がきく彼に旅の護衛を頼んだ彼女は、追手をかわすために美しい金髪を切り、道化師...
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- フランスから来た菫色の瞳のセレスト姫は、父の決めた結婚の約束を果たすために、イギリスの北の辺境を目指していた。信じられない災難続きで、伯母は倒れ供の者はみな疲れ果てていた。だが神はセレスト姫を見捨てなかった。自らのしもべとして、神々しいまでの美貌の修道士ブラザー・ガイをつかわした。女性に絶望していたブラザー・ガ...
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- フランシスの妻の座をねらう高級娼婦コズマの嫉妬により、囚われの身となったジェシカだが、顔の痣を見られ、魔女とののしられてほうり出される。そこへ彼女を救いに現れたフランシスと出会った。彼は痣などに惑わされず、逆に彼女を励まし、謝肉祭に誘う。ふたりは幸福の一夜を過ごすが、またもやコズマの悪だくみによってジェシカは国...
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- 16世紀半ば、所はヴェネチア。顔の痣を隠すため仮面をつけた治療師のジェシカは、決闘の場面にでくわす。高級娼婦コズマをめぐって、大商人のどら息子と、英国貴族の子息とが戦っていたのだ。およそそんな低俗な場面にふさわしくない英国人の名前はフランシス。どうやら古傷が痛むようだ。決闘に勝利したフランシスに、ジェシカは治療...
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- 「許されない恋に落ちてしまった・・・」"婚約者の友人"への思いに悩んでいたキャットとブランドン。そんな二人はそれぞれに、愛する人の正体が婚約者本人であると知り、喜びに震える。しかし、相手の本当の気持ちを確かめたい二人は、自身の正体を明かすタイミングを見計らっていた。「あなたにとって私は、婚礼までのつかの間の戯れ...
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- 「結婚しろ、ですって!?」国王ヘンリーに、貴族ブランドンとの結婚を命じられた女城主キャット。不実な亡き夫に苦しめられた過去をもつ彼女は、結婚前に婚約者の人となりを知ろうと一計を案じる。従姉妹と入れ替わり、彼の真の姿を見抜こうというのだ。一方、花婿となるブランドンも同じことを考えていた。ところが、お互いに"婚約者...
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- いわれなき反逆罪で囚われた貴族の令嬢トニアと、その死刑執行人として出会った美しきジプシーの青年サンドルは運命的な恋に落ち、礼拝堂でふたりきりの血の誓いをたてる。一族のため、彼女を処刑しなくてはならないサンドルは、偽りの処刑の証を準備するが、王の手の者につかまってしまう。イングランド王家をゆるがす大きな陰謀に、い...
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- 16世紀半ばイングランド。王に対する反逆罪で砦に囚われた聖女トニアは最期までキャヴェンディッシュ家の名を汚さぬよう、気丈にふるまっていた。やって来た死刑執行人サンドルはトルコ石色の瞳が美しい謎めいた男性。一瞬のすきを狙って逃げようとしたトニアだったが、川に落ちてしまう。思わず助けてしまったサンドルは、彼女のあま...
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- 時は16世紀のイングランド。ボディアム城内の塔でベルは唇を噛んでいた。あろうことか、義兄に幽閉された上に城を乗っ取られそうになっていたからだ。だが、あわやというとき、ベルの前に8年前喧嘩別れした幼なじみのマークが現れた!! 「これは夢なの!?」 立派な大人になったマークはまるで自分だけの騎士みたいで・・・!?