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『長広洋子』の作品一覧

女の笑顔の裏側には、どす黒い悪意が潜んでいるーー!! 犯罪の背景にある人間ドラマを描いた作品を集めたシリーズ『女の犯罪履歴書』第10弾。幸せな結婚生活を送る元彼に近づくため、素知らぬ顔で妻に取り入る女(大政喜美子『冬の炎』)、つき合う男を次々と不幸にしていく魔性の女(唐南賀彩生『つくす女』)など、女たちの”裏の...
母子家庭に入り込んできたのは、アパート隣室で祖父と暮らす少女。どうもワケアリの様子で近所の評判も悪いのだが…。
訪問看護師の川村由美(かわむら・ゆみ)は、息子の浩司(こうじ)と娘・千勢(ちせ)を抱えるシングルマザー。その経験豊富なキャリアと高い能力を買われてこのたび師長に抜擢されるのだが、部下の看護師から担当変更を直訴され、代わりに訪問した先の患者に会って愕然とする。ボロボロの安アパートに一人住む、その横山収(よこやま・...
小学6年の時、高校生の姉が殺された。事件は未解決のまま。その時の犯人が今度は私を狙っている…。
有子(ゆうこ)は、腕のいい整骨医の夫と幼い息子・直也(なおや)の三人家族で暮らしていたが、最近、心身ともに疲れていた。勤め先の整骨院の院長への不満からくるイライラを夫からぶつけられ、一方でそれゆえに院長に気をつかわざるを得ない妻としてのストレスを抱えて……でもそんなとき、近所に越してきた裕福な主婦・友部真由里(...
フリーのルポライターの夫を持つ逸美(いつみ)は、それゆえに不安定な家計を支えるべく、家事にパート勤めに一人娘の沙紀(さき)の子育てにと、日々がんばる主婦だったが、あるとき、離れて一人暮らす母が末期の胃がんで余命数ヶ月の状態であることを知らされる。心配して身の回りの世話を焼こうとする逸美…しかし、何しろ相手はガン...
性格の合わない姑との同居は最初からストレスが溜まるばかりで…。
優柔不断な恋人と別れた後につきあった人は、男らしさがいっぱいの人だったのだが…。
主婦の有村美代子(ありむら・みよこ)は警察からの突然の電話に驚愕した。名門中学に通う優等生の娘・沙也加(さやか)のボーイフレンドが大麻所持の容疑で逮捕され、一緒にいて大麻を使用したと思われる沙也加の処遇について話したいというのだ。信じられない衝撃のあまり呆然とする美代子だったが、その胸中には意外な思いが浮かび渦...
梓(あずさ)は、8才年上の夫・和之(かずゆき)と幼い息子・朋(とも)の3人家族で暮らす専業主婦。元は看護師をしていたが結婚を機に辞めて以来、外面はいいものの実はとんだDVモラハラ浮気性夫である和之から「能ナシ、ダメ人間」と蔑まれながら、それに甘んじるように過食気味の冴えない日々を送っている。そんなある日いきなり...
料理研究家として高名な義母に誰も逆らえない家。その歪んだ支配構造のいちばんの被害者は…立場の弱い者!
知り合いの勧めで、とある病院に看護師として再就職した主人公だったが、産婦人科に回されることになり憤慨していた。実は過去に自分の子供にまつわるつらい経験があったのだ。仕方なく開き直って日々の職務に励む彼女…そこへある日、一人の妊婦・村野かおりが受診に訪れる。どうやら前の病院から「もっと詳しく診てもらうように」と、...
マジメでひたむきな子…それが彼女の最初の印象だった。まさかもう一つの別の顔を持っているなんて…。
訪問看護師の林が新たに担当になったのは、上谷里子(かみや・さとこ/66歳)という元書道の先生という女性で、二度の脳梗塞を経てほぼ寝たきりの状態だった。痴呆はなく頭はしっかりしているが、それゆえにガンコで気難しく、元ヤンで26歳の若さの嫁・みちよのだらしなさとルーズさにいつも不満たらたら…ご近所中に悪口を言いふら...
傍から見れば私はエリートの夫を持つ幸せな妻なのだろう。でも家庭の中で彼はただのエゴイストだった。妻を奴隷のように扱い、愛人を作り、自分の都合しか考えない…。だから私は決心した。この生活を変えるための方法を選択したのだ――!※この作品はブラックショコラスキャンダルno.29に収録されています。重複購入にご注意ください。
教師の外山聡子(とやま・さとこ)は、夫と娘の美波(みなみ)とともに認知症の母親と同居することになるが、一緒に生活してみて初めて母の認知症の進み具合の激しさに愕然とする。あんなに女性として完璧だった母がこんなふうになっちゃうなんて耐えられない! 持ち前の教師根性を発揮して少しでも母の認知症を改善させようと脳ドリル...
日向子(ひなこ・29歳)は東京で大企業のバリキャリOLとして激務の日々を送っていたが、あるときそんな生活に疲れ、フラリとひとり旅に出る。そしてその旅先で出会ったのが、農家の一人息子である啓太(けいた・27歳)だった。たちまち恋に落ちた二人は付き合うようになり、ほどなく結婚…農業の「の」の字も知らなかった都会育ち...
マンションで女性管理人を務める庭山(にわやま)は五十過ぎの独身女性。職務に忠実で人柄もよく、住人たちから信頼されていたが、実はかつて結婚に失敗して婚家を飛び出し、それ以来一人息子にも会っていないというつらい過去があった。そんなある日のこと庭山は、住人の近藤と山根という二人の主婦の関係性が思わず心配になるような場...
元・内科のベテラン看護師だった本橋多江子(もとはし・たえこ)は、実母の介護も終わり、子育ての手も離れたということで、訪問看護師として再就職することになった。豊富な経験とスキルで順調に担当患者宅の信頼を得ていく多江子だったが、その中の一軒の脳卒中で倒れ片マヒとなった江尻茂太(えじり・しげた/72歳)という男性患者...
誰にも心を開かない女。心なんてゲームみたいにコントロールして誰とでも適当に話を合わせていればいい…彼女はそう思っていた。でも、それを見透かした目で見つめる男がひとり。彼の事を思うとコントロールしていた心が…。※この作品はブラックショコラスキャンダルno.25に収録されています。重複購入にご注意ください。
夫の様子がおかしい。仕事のストレスが溜まっているようだ。原因は陰湿な上司の課長らしい。妻が心配する最中、社宅の駐輪場で自転車のタイヤが切り裂かれるという事件が…。さらには弓矢でカモが刺されたり、あげくは人が狙われたり…。まさか犯人は…夫?※この作品はブラックショコラスキャンダルno.24に収録されています。重複...
いつも夫が妻をどなっている階下に住む夫婦。明らかに妻は虐げられている。そんな彼女を最初は同情の目で見ていたが、いつしか別の感情が生まれ…。そして彼女も…。しかし二人の想いが通じ合った時、思わぬ事態が…!?※この作品はブラックショコラスキャンダルno.23に収録されています。重複購入にご注意ください。
エリート夫の浮気が原因で、8年間の結婚生活にピリオドを打った主人公・衿子(えりこ)は、小学生の娘・夕美(ゆみ)と二人、実家に出戻ってきた。しかしすでにもう父亡きあと、兄嫁が実権を握った家では実母の権限も弱く、居づらくなった衿子は夕美とともに家を出ることを選ぶ。母子家庭ということで、当初は求職活動も引っ越し先探し...
やさしい夫・高文(たかふみ)と可愛い娘の三人家族で平穏に暮らしていた主婦の香矢子(かやこ)だったが、日ごろ感じていた背中の痛みを不審に思い病院で診察してもらうと、なんと乳がんであることが判明する。ショックを受ける香矢子に夫は「お母さんに知らせたほうがいいんじゃないのか?」と勧めるが、香矢子にはそれができなかった...
岩村里央(いわむら・りお)はごく普通の主婦だったが、若干内向的で自分の思いを相手に正直に言えないところがあった。それゆえか、病弱な娘・千穂(ちほ)の世話や気の強い姑の介護における苦労やストレスを密かに抱え込み、いつしかそれを隠れて酒を飲むことで解消するようになっていく。そんな中、姑が心不全で亡くなり、これで日々...
平山今日子(ひらやま・きょうこ)は病院で主任看護師として働き、日々さまざまな患者と接することで、気苦労と激務からストレスの溜まる暮らしを送っていた。おまけに自らも不妊症の身であり、子供を産めないという女としての負い目を抱えていたが、やさしい夫の朗(ろう)に支えられ、かろうじて頑張れているという現状だった。ところ...
掃除・洗濯・手料理…かいがいしく夫に尽くす妻。「今時あんなかわいい娘はいないぞ」という周囲の声。夫も初めのうちはそう思っていた…。微笑みの裏に潜む本性に気づくまでは…。※この作品はブラックショコラスキャンダルno.16に収録されています。重複購入にご注意ください。
生まれて3ヶ月半すぎの頃、「この子は人より遅れが出る可能性があります」医師から言われたその言葉を、尚美(なおみ)はにわかには受け入れられなかった。たしかにうちの千穂(ちほ)は周りの子に比べておとなしいところがあるけど、子供なんて成長具合はそれぞれ千差万別のはず、そのうち皆においついて…そう思いこもうとした。しか...
主婦の市原由有(ゆう)は、夫の亡き祖父母が遺した一戸建てに住むことになり、都内の一等地に夫と息子の拓馬(たくま)の三人で引っ越してきた。当初、知り合いもなく寂しかった由有だったが、公園で久保さおりという同年代の主婦と出会い、同じ年ごろの子を持つ母親同士、いい友達になれるといいなあと呑気に考えていた。ところが実は...
訪問するからこそ見えてくる患者が背負った人生…。
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